今回はマーチステークスの過去データ分析となります。
今回の出走メンバーを、ざっと見たところ、
マーチステークス2018は混戦なのではないでしょうか。
伝説の新馬戦とも言われている、超ハイレベルメンバー。
そのメンバーに6馬身もの差をつけて、圧勝して見せたエピカリス。
もう1年以上前のレースですが、未だに脳裏に強く焼き付いています。
その対抗として筆頭と言われているのが、
近2走で、その名を一躍有名にしたハイランドピーク。
1000万、1600万をともに圧勝で勝ち上がってきました。
おそらく、この二頭が人気を分ける形かと思いますが、
ロンドンタウンなどの、役者もきちんと揃っていて、
地味でも、侮ることのできない馬たちが集まったと思います。
今後のダート界を占う上では、大切な一戦となってくるでしょう。
というわけで、今回のマーチステークスの過去データ分析では、
そんな混戦ムードの中、過去データ的に有利な馬はどの馬なのか。
本当に混戦模様なのか。過去データから浮き上がってくる、意外な穴馬をいないのか。
そこら辺を、中心に見ていこうかなと思います。
というわけで、マーチステークスの過去データ分析に入っていきましょうか。
マーチステークス 過去データ分析
今回は過去10年間のデータを参照して、傾向を探っていきます。
人気・枠順・脚質・年齢・斥量。大きく分けてこの5つのデータを見ていこうと思います。
それでは、各データの考察に入っていきましょう。
人気別データ
こちらが、マーチステークスの過去10年「人気別データ」となります。
このデータで目につくのは、6~10番人気の好走でしょう。
過去10年で6勝。これは1~5番人気を上回る数字になっています。
単勝回収値が200超えというのが、いかに好走しているかを表しています。
ただ、11番人気以下はイマイチな値になっていますから、
一概に、荒れやすいということではなさそうです。
特別、6~10番人気が好走しているというだけで、
決して、1~5番人気が来ていないというわけではないですしね。
これらからマーチステークスは中荒れの目立つレースといえるのではないでしょうか。
さて、それでは人気別データを、さらに細かく分析していくために、
今度は「単勝オッズ別データ」の方を確認していきましょうか。
単勝オッズ別データでは、20.0~29.9倍が良い感じでしょうか。
これくらいのオッズで、過去10年3勝というのは規格外。
単勝回収値500オーバーというのが、すべてを物語っています。
これは、中荒れという傾向にも合致しますし、間違いないデータなのではないでしょうか。
枠順別データ
こちらは、マーチステークスの過去10年「枠順別データ」となります。
これは、外枠有利で間違いないのではないでしょうか。
6~8枠で、過去10年7勝。単勝回収値は堂々の100超えです。
また、6~8枠の中で、
特にいいのが、大外枠(8枠)です。
過去10年3勝はもちろんですが、注目すべきは複勝率40%。
これは、他枠を突き放す、圧倒的なデータとなっています。
一般に、ダートは外枠有利と言われていますが、
マーチステークスも、例外ではなかったようですね。
脚質別データ
次に、マーチステークスの過去10年「脚質別データ」となります。
ダート戦らしく、逃げ先行馬が有利となっていますね。
それなりに、差しも決まっている印象ですが、
それ以上に、逃げ先行馬がいい成績を残しています。
差し馬のデータを見てみると、差しは届いても3着まで。
勝ちきるには、なかなか至らない。3着7回からそんなことが見えてきます。
追い込み馬は皆無に等しく、過去10年で馬券になったのは一度だけ。
これらから相対的に、逃げ先行馬が有利だと判断できるわけです。
では、この裏付けを取るために、
今度は「上り3ハロン別データ」を見ていきましょう。
上り1位の馬は、もちろん来ていますが、
それよりも注目したいのは、上り2、3位です。
これらは、上り1位と同等の複勝率を誇り、
複勝回収値は、1位を上回るものとなっています。
これを、先ほどのデータと照らし合わせてみると、
ある程度の先行力と、そこそこの瞬発力を兼ね添えた馬。
脚質別データからは、そんな傾向が見られたのではないでしょうか。
年齢別データ
続いて、マーチステークスの過去10年「年齢別データ」となります。
4~7歳馬については、ほぼ横並びといった感じでしょうか。
ですが、この中で特筆すべきは、7歳の好走だと思います。
7歳というのは、高齢馬に属されると思いますが、
高齢馬というのは、厳しいというのが一般的です。
しかし、マーチステークスは7歳馬も悪くありません。
むしろ、単複回収値は100を超えるなど、他の年齢より好走しています。
これはマーチステークスは、7歳馬が好走する傾向にあると言えるでしょう。
年齢別データのほかに「性別別データ」も、ここで確認させてください。
過去10年間では、牝馬の出走が少なかったため、
そこまで信頼することができるデータではありませんが、
このデータでは、牡馬と牝馬に差はないと見ていいはずです。
過去10年で、牝馬は4頭しか出走がありませんでしたが、
その中で1頭は、しっかりと馬券になっているわけですからね。
斥量別データ
最後に、マーチステークスの過去10年「斥量別データ」となります。
このデータを見る限り、しっかりと重い斥量を背負った馬も来ています。
むしろ、57.5キロと58キロの方が、よく来ている傾向にさえあります。
実績のない軽斥量馬より、重い斥量でも実力のある馬。
斥量は気にせず、実力のある馬を買うべきでしょう。
仕上げとして、最後に「所属別データ」の方を確認していきましょう。
過去10年では、栗東所属(関西)馬が有利ということでいいと思います。
関西馬は、輸送を苦にすることはないです。
それどころか、関東馬を圧倒する良績さえ残しています。
昔から言われている、西高東低。
マーチステークスも、この煽りを受けているということでしょう。
マーチステークス 過去データまとめ
ここまでのデータをまとめますと、
・6~10番人気の好走。オッズ的には20.0~29.9倍
・外枠有利。中でもいいのが大外枠(8枠)
・ある程度の先行力と、そこそこの瞬発力を兼ね添えた馬
・4~7歳の好走。他のレースと比較して7歳馬が好走している
・57.5、58キロが好走。所属は栗東の方がいい
以上の、5点があげられるかと思います。
まだ枠順が出ていないことを考えると、
現状で見るべきポイントは、4点に絞られてきます。
となると、過去データ的に有利となるのは、
20.0~29.9倍の7歳関西馬。重い斥量でジリ脚タイプ。
と、いうことになると思います。
では、この条件に多く当てはまる、過去データ的強馬とはどの馬なのか。
今回はその馬を、過去データからの「推奨馬」として紹介させてもらいます。
また、過去データからは危険だと思われる「危険な有力馬」も発表させてもらいます。
それら二頭は、人気ブログランキングにて公開中ですので、ぜひご覧くださいませ。
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