今回は金鯱賞の過去データ分析となります。
今回の出走メンバーを、ざっと見たところ、
金鯱賞2018は二強対決なのではないでしょうか。
昨年の有馬記念4着、ダービー2着。
強い4歳世代の代表格「スワーヴリチャード」。
一昨年の皐月3着、ダービー2着、菊花賞1着。
キタサンブラックのライバルとも謳われた、
5歳世代の代表格「サトノダイヤモンド」。
これまでの実績を考慮すると、この二頭の勝負になりそうです。
この二頭の実力が抜けていて、その他の馬が割り込む余地は少ないはず。
世代最強ともいわれる二頭が、世代の壁を越え、
今後の、競馬界の代表格を決める一戦になると見ています。
なので、今回の金鯱賞の過去データ分析では、
この二強ムードの中、過去データ的に有利な馬はどっちの馬なのか。
本当に二強対決なのか。過去データから浮き上がってくる、意外な穴馬をいないのか。
そこら辺を、中心に見ていこうかなと思います。
というわけで、金鯱賞の過去データ分析に入っていきましょうか。
金鯱賞 過去データ分析
今回は過去10年間のデータを参照して、傾向を探っていきます。
人気・枠順・脚質・年齢・斥量。大きく分けてこの5つのデータを見ていこうと思います。
それでは、各データの考察に入っていきましょう。
人気別データ
こちらが、金鯱賞の過去10年「人気別データ」となります。
このデータで目につくのは、1番人気の好走ですね。
過去10年で5勝。複勝率も60%で、回収値も優秀な値です。
また、1~5番人気も、他のレースと比べて高水準にあります。
これは、金鯱賞が人気決着の目立つレースということなのではないでしょうか。
さて、それでは人気別データを、さらに細かく分析していくために、
今度は「単勝オッズ別データ」の方を確認していきましょうか。
単勝オッズ別データでは、2.0~9.9倍辺りまでが良い感じです。
過去10年の勝ち馬は、すべて単勝オッズ一桁台ですし、回収値も高めです。
特に2.0~2.9倍は、複勝率80%超えという驚異の数値を叩きだしています。
人気決着という傾向にも合致しますし、これは間違いないデータでしょう。
枠順別データ
こちらは、金鯱賞の過去10年「枠順別データ」となります。
先ほどとは一転して、こちらのデータは判断に難しいとこですね…。
色々と迷った挙句、最内枠(1枠)不利という結論に達しました。
唯一、過去10年で勝ち馬なし。馬券圏内も一度しかありません。
複勝率6.7%というのは、断トツで低い数値ですし、回収率も然りです。
開幕週で内が良い。外の馬たちが内側を求めて殺到。
外に出ることもできず、道中は窮屈な競馬を強いられる。
その上、直線でも内側を通る馬が多く、前が空かない。
最内枠(1枠)不利には、こういった背景があるのではないでしょうか。
脚質別データ
次に、金鯱賞の過去10年「脚質別データ」となります。
開幕週ということで、逃げ先行馬の好走が目立ちますね。
勝率、連帯率、複勝率は、逃げ馬から順に高い数値になっています。
差し馬も、過去10年で5勝。
なかなか健闘していますが、中京はそもそも差し有利。
最後の直線が、長いことを特徴としていますからね。
そんな中で、逃げ先行馬がこれだけ良績を残している。
金鯱賞は、逃げ先行馬の台頭が目立つレースといっていいはずです。
この裏付けを取るために、今度は「上がり3ハロン別データ」を見ていきましょうか。
やはり、速い上りを使えていない馬も好走しています。
上り6位~が、これだけ良績を残しているというのは、非常に珍しいことです。
現代日本競馬は、上り至上主義という側面がありますからね。
脚質別データをまとまると、とにかく前に行ける馬。
これを買うことが、金鯱賞の的中につながるのではないでしょうか。
年齢別データ
続いて、金鯱賞の過去10年「年齢別データ」となります。
4歳の好走、7~8歳の苦戦というのが、このデータを傾向でしょう。
4歳については、勝率から複勝率までトップ成績。
回収値も100付近を記録していますし、これは文句なしのはず。
逆に、7~8歳馬は一桁台の数字ばかりです。
特に8歳馬は、過去10年で馬券圏内なし。用なしレベルかもしれません。
年齢別データのほかに「性別別データ」の方も、ここで確認させてください。
過去10年間では、牝馬の出走が少なかったため、
そこまで信頼することができるデータではありませんが、
このデータでは、牡・セ馬が有利ということでいいと思います。
過去10年で、1,2着は牡・セ馬が独占しているわけですしね。
複勝率も僅かにではありますが、こちらの方が上回っています。
ただ、牝馬だから消しとまではいかないと思います。
斥量別データ
最後に、金鯱賞の過去10年「斥量別データ」となります。
このデータを見る限り、しっかり重い斥量を背負った馬も来ています。
むしろ、57キロや58キロの方が来ている傾向にあると思います。
ただ、そこまでの差はありませんから、あまり気にしなくてもいいのではないでしょうか。
仕上げとして、最後に「所属別データ」の方を確認していきましょう。
こちらの場合も、過去10年ではほぼ互角といっていいデータになっています。
ただ、強いて優劣をつけるとするならば、栗東所属(関西)馬に軍配が挙がります。
栗東が、過去10年で9勝。2着8回、3着9回。
各種数字も、そこそこの開きがありますからね。
金鯱賞 過去データまとめ
ここまでのデータをまとめますと、
・1番人気の好走。オッズ的には2.0~2.9倍が熱い
・最内枠(1枠)が不利。苦戦が続いている
・とにかく前に行ける馬
・4歳の好走、7~8歳の苦戦。性別は牡・セ馬が有利
・57、58キロの台頭。所属は栗東が走っている
以上の、5点があげられるかと思います。
まだ枠順が出ていないことを考えると、
現状で見るべきポイントは、4点に絞られてきます。
となると、過去データ的に有利となるのは、
2.0~2.9倍の先行力のある関西馬。4歳の牡・セ馬で斥量重め。
と、いうことになると思います。
では、この条件に多く当てはまる、過去データ的強馬とはどの馬なのか。
今回はその馬を、過去データからの「推奨馬」として紹介させてもらいます。
また、過去データからは危険だと思われる「危険な有力馬」も発表させてもらいます。
それら二頭は、人気ブログランキングにて公開中ですので、ぜひご覧くださいませ。
推奨馬→人気ブログランキング
危険馬→人気ブログランキング
ここまでご覧になってくださった皆様、ありがとうございました。
最後に、こちらの方で「次走の狙い目」という記事を公開しました。
こちらの「次走の狙い目」では、走破タイムや着順には表れない、
なんらかの不利があった馬たちをピックアップして、ご紹介させてもらいます。
また、個人的に気になった馬などについても、書かさせてもらおうかなと思います。
ご興味のある方は、こちらからどうぞ!