今回は根岸ステークスの過去データ分析となります。
根岸ステークスは混戦模様。
前回の人気馬診断では、そのような結論に至りました。
このレースは10回やったら10回とも違う結果になる。
人気薄にも実力馬がいて、どの馬が勝ってもおかしくないとまで言いました。
なので、今回の根岸ステークスの過去データ分析では、
この混戦模様の中、過去データ的に有利に立った馬はどの馬なのか。
本当に混戦で間違いないのか。
過去データから浮き上がってくる穴馬はいないのか。
そこら辺を中心に見ていこうかなと思います。
というわけで、根岸ステークスの過去データ分析に入っていきましょうか。
根岸ステークス 過去データ分析
今回は過去10年間のデータを参照して、傾向を探っていきます。
人気・枠順・脚質・年齢・斥量。大きく分けてこの6つのデータを見ていこうと思います。
それでは、各データの考察に入っていきましょう。
人気別データ
こちらが根岸ステークスの過去10年「人気別データ」となります。
このデータを見る限りでは、人気サイドでの決着が目立ちますね。
特に目を引くのが、4番人気のデータなのではないでしょうか。
勝率、連帯率、複勝率は1番人気に次いでのもですし、単複回収値も100超えですからね。
人気別データからは、4番人気に要注目といった感じでしょうか。
さらに、人気別データを細かく分析していくために、
今度は「単勝オッズ別データ」の方を見ていきましょうか。
単勝オッズ別データでは、7.0~9.9倍の好走が目立ちます。
複勝率50%というのは、かなり高い水準。単複回収値も100超えですからね。
7.0~9.9倍でこれだけの数値が出ているというのは、脅威的な傾向だと思います。
ちなみに3.0~3.9倍の数値も高いですが、サンプル数が少ないので度外視しています。
枠順別データ
こちらは根岸ステークスの過去10年「枠順別データ」となります。
うーん、あまり顕著な傾向は見えてこないですね。
勝ち数は、内目の枠の方が多いですが、単複回収値がイマイチ。
これは人気馬が好走しただけで、枠の利が働いたとは考えにくいです。
回収値だけ見ると、4枠の値が優秀ですが、
複勝率があまり冴えない数値になっていますからね……。
となると、根岸ステークスには、
枠順による有利不利はないと判断するべきでしょうか。
脚質別データ
次に根岸ステークスの過去10年「脚質別データ」となります。
根岸ステークスは短距離ダート戦ですが、
それにしては、よく差し追い込みが決まっているなという印象です。
ダートは逃げ先行馬有利、短距離は逃げ先行馬が有利というのが通説としてありますからね。
根岸ステークスは、差し追い込み馬が台頭しやすい。
この裏付けを取るために、今度は「上がり3ハロン別データ」を見ていきましょうか。
やはり、速い上がりを使った馬の好走が目立ちますね。
目立つどころか、過去10年の勝ち馬はすべて上がり3位以内、
速い上がりを使えない馬は、勝ち負けにすら参加できないことが判明しました。
これは強烈なデータといっていいのではないでしょうか。
脚質別データをまとめると、速い上がりを使える差し追い込み馬。
これを買うことが、根岸ステークスの的中につながるのかもしれませんね。
年齢別データ
続いて、根岸ステークスの過去10年「年齢別データ」となります。
4~5歳馬の台頭、7~8歳の苦戦というのが、このデータの傾向でしょう。
勝率、連対率、複勝率などを細かく見てみると、一番いいのは5歳馬でしょうか。
4歳馬も悪くない数値ではありますが、5歳馬に比べてしまうと劣るかなという感じがします。
4~5歳馬の好走が目立ちますが、特に5歳馬に注目ですね。
逆に厳しいのは7~8歳馬でしょう。
過去10年で勝ったのは1回のみ。勝率などの数値は悲惨なものです。
速い上がりが求められるレースだけに、高齢馬には厳しいのでしょうね。
年齢別データのついでに、「所属別データ」を確認しておきましょうか。
圧倒的に栗東所属(関西)馬が有利といっていいのではないでしょうか。
過去10年で9勝。勝率、連対率、複勝率、単複回収値に至るまで。他を圧倒しています。
逆に、美浦所属(関東)馬や地方馬は苦しい戦いを強いられていますね。
斥量別データ
最後に根岸ステークスの過去10年「斥量別データ」を確認しておきましょう。
※今回は牝馬の登録はないので、ピンクの欄は無視してください。
このデータを見て、まず目につくのは55キロの好走だと思います。
ですが、今回の根岸ステークスは斥量55キロの馬はいませんので度外視。
となってくると、次に浮かんでくるのは56、57キロ馬でしょうね。
過去10年で8勝。おおよその勝ち馬はこの斥量から出ています。
55キロ馬がいない今回は、この斥量から勝ち馬が出て来る可能性が高いでしょう。
もう一つ、注目したいのが58キロ馬の扱いです。
過去10年で勝ちこそありませんが、2,3着は何度かあります。
複勝率を見てみると、55キロ馬のついでの数値を記録しています。
なので、58キロ馬については勝ち切れこそしないものの、
2,3着なら、十分に有り得るということを覚えておいた方がいいでしょう。
根岸ステークス データまとめ
ここまでのデータをまとめますと、
・人気的には4番人気が好走している。単勝オッズは7.0~9.9倍が熱い
・枠順による有利不利はほとんどない
・差し追い込みがよく決まる。速い上がりが使えないと勝負にならない
・4~5歳馬の台頭、7~8歳馬の苦戦という傾向がある。所属は栗東有利
・勝ちは56,57キロが多い。2,3着でなら58キロ馬もあり
以上の、5点があげられるかと思います。
まだ枠順が出ていないことを考えると、
現状で見るべきポイントは、4点に絞られてきます。
となると、過去データ的に有利となるのは、
7.0~9.9倍の速い上がりを使える4~5歳馬。栗東所属で56,57キロ。
ということになると思います。
では、この条件に多く当てはまる、過去データ的強馬とはどの馬なのか。
今回はその馬を、過去データからの「推奨馬」として紹介させてもらいます。
また、過去データからは危険だと思われる「危険な有力馬」も発表させてもらいます。
それら二頭は、人気ブログランキングにて公開中ですので、ぜひご覧くださいませ。
推奨馬→人気ブログランキング
危険馬→人気ブログランキング
ここまでご覧になってくださった皆様、ありがとうございました。