今回は日経新春杯2018の追い切り診断となります。
「ミッキーロケットの一強ムード」だと判断した日経新春杯2018。
人気馬診断では、ミッキーロケットは堅い。人気でも止む無しだと結論づけました。
しかし、2,3着馬に関しては「荒れる余地」が残っており、
日経新春杯2018では、ヒモ荒れを狙っていこうとも話しました。
なので、日経新春杯2018の追い切り診断では、
本当にミッキーロケットは間違いないのか。突っ込んできそうな穴馬はどの馬なのか。
この2点に着目して、見ていこうかなと思います。
というわけで、日経新春杯2018の追い切り診断へと入っていきましょうか。
日経新春杯2018 追い切り診断
僕の追い切り診断では調教タイムのほかにも、
追い切り診断コメントと追い切りランクを設けています。
追い切りランクはS、A、B、C、Dの5段階評価としています。
しかし、これらはあくまで個人的な見解となりますので、ご参考程度によろしくお願いします。
説明はこれくらいにして、本題へ入っていきましょうか。
日経新春杯2018 有力5頭
ミッキーロケット【B】
栗東 坂路 やや重 1月10日(水)
51.2-36.9-24.6-12.7 強め
坂路を二頭併せ馬。
スピード、踏み込みともに申し分なし。
軽快かつ力強い走りが、とても好感が持てる。
しかし、終いの見せムチへの反応はどうか。
この馬のレベルなら、もう少し伸びを見せてもいいものだが……。
判断に難しいが、しっかりと力は出せる仕上がりだと結論づけます。
モンドインテロ【A】
美浦 南W 良 1月10日(水)
69.9-53.8-38.8-13.1 直線仕掛け
前方に馬を置いて、追走の形を取る。
道中をゆったりとしたペースできて、直線で追っつけてられていた。
追っつけれて、すぐに鋭い伸びを見せて、併せ馬と競る形に。
先着こそ出来なかったものの、いい動きを見せていた。
欲を言えば、先着して欲しかったが、これでも十分に及第点にある。
時計は平凡だが、時計以上のものを感じた。この馬なりに好調のはずだ。
パフォーマプロミス【B】
栗東 CW 良 1月10日(水)
88.7-71.7-55.9-41.1-12.7 軽め
外ラチに沿っての単走。
終始、軽めで調整程度の追い切り。
出走間隔が短めなので、このぐらいの追い切りでも問題ないはず。
軽めなので調子の判断に難しいが、疲れはなさそうだと判断。
前走から引き続き、好調維持といった感じではないでしょうか。
ソールインパクト【C】
美浦 南W 良 1月10日(水)
66.0-51.9-38.6-13.6 直線強め
内側を通っての二頭併せ馬。
直線で伸びあぐね、併せ馬にリードを許す場面もあったが、
終いに伸びを見せて、なんとか併せ馬に先着していました。
ただ、追っつけれてから反応がイマイチで、エンジンのかかりが遅かった印象。
若干、間隔が空いたのが影響しているではないでしょうか。
悪くはない感じでありましたが、そこまでの状態にはありません。
ロードヴァンドール【C】
栗東 CW やや重 1月11日(木)
82.6-67.8-53.3-39.6-12.3 馬なり
外ラチに沿っての単走。
あまり目立たない動きで、悪く言ってしまえば平凡。
前走以上ということはなさそうで、調子は平行線といったところ。
そこまで調子も悪くなさそうで、前走同様に力は出せるだろう。
日経新春杯2018 全頭
ここからは時計と簡単コメント、追い切りランクのみの評価となります。
アクションスター【C】
栗東 坂路 やや重 1月10日(水)
53.2-39.0-25.8-13.1 馬なり
力強い踏み込みが好印象。
ただ、スピード感に欠けるのはどうか。
馬なりとはいえ、もう少し終いの伸びは欲しかった。
カラビナ【C】
栗東 CW 良 1月11日(木)
83.7-67.9-52.9-38.9-12.1 直線強め
クビをうまく使っている走りがいい。
ただ、併せ馬に先着を許し、ここではどうか。
この馬なりに悪くない状態だとは思うのですが……。
ガンコ【A】
栗東 坂路 良 1月10日(水)
51.2-37.6-25.1-12.7 馬なり
力強い踏み込みが印象的。
坂路でいい推進力を見せていたのも良い。
好調なのは間違いなさそうで、このメンバーに入っても遜色ないはず。
サンタフェチーフ【B】
栗東 CW やや重 1月10日(水)
84.7-68.0-52.6-39.4-12.6 馬なり
クビをうまく使っている走りがいい。
そこまで目立つ動きではないが、調子は良さそう。
この馬なりに好調で、しっかりと力は出せる仕上がりだろう。
トルークマクト【B】
美浦 南W 良 1月10日(水)
84.5-68.4-53.0-38.8-13.1 一杯
若干、口向きの悪さが気になったが、
そこまで気にするものでもないはず。
それよりも直線での伸び、ムチへの反応の良さを評価したい。
時計平凡でも、レースへの準備はできている。
ヒットザターゲット【D】
栗東 坂路 やや重 1月11日(木)
53.2-38.8-25.7-13.1 強め
あまり目立たない動きで、ムチへの反応もイマイチ。
年齢的なことを考えると、ここでは厳しいのではないだろうか。
ベルーフ【C】
栗東 CW やや重 1月11日(木)
87.7-70.2-54.7-41.0-12.5 馬なり
動き自体は悪くないものの、クビの高さが気になる。
やや間隔が空いてしまったことが影響しているのか。
評価に難しいところだが、力は出せる仕上がりだとは思う。
日経新春杯2018 追い切り診断まとめ
以上が、日経新春杯2018の追い切り診断でした。
今回の日経新春杯2018は、
追い切りは全体的に平凡な印象を受けました。
ここがメイチという馬は少なそうで、
ここを叩き台もしくは惰性で使っているな感じだと思います。
日経新春杯2018は、G2ということなのですが、
まあ、時期的な関係を考えると、仕方ないのかなという感じです。
注目のミッキーロケットもそれなりの出来にはあるはずで、
他馬のメイチ度も低いことから、やはり「ミッキーロケットで堅い」のではないでしょうか。
ヒモ荒れの方に関してですが……。
なんと、こちらの方はとびっきりの穴馬を探すことに成功しました。
その馬はメイチ度の低いメンバーの中でも、この馬は絶好調といっていいはず。
この低調なメンバー構成でなら、調子の良さだけで、穴を開けてくれそうです。
なので、日経新春杯2018の追い切り診断からは、
現時点で最も面白そうな穴馬を、今回の「推奨馬」とさせてもらいます。
また、推奨馬と合わせて「危険な人気馬」というのも紹介しようと思います。
どちらも人気ブログランキングの方で公開中ですので、ぜひご覧くださいませ。
推奨馬→人気ブログランキング
危険馬→人気ブログランキング
【推奨馬】
この馬を追い切りを見た時、前走がフロックでなかったことを確信しました。
追い切りという観点から見たときに、このメンバーに入っても通用するでしょう。
前走からの上積みもありそうで、ここへ向けての準備は万端でもあります。
まだ1000万条件を勝ったばかりですが、斥量の恩恵。能力、調子を見たときに、
一番、穴を開けてくれそうなものは、この馬だと思います。
【危険馬】
追い切りからは、まず前走以上ということがなさそうです。
ムチへの反応がイマイチで、エンジンのかかりが遅い印象を受けました。
そこまで速い上りを使えるわけでないこの馬にとって、このズブさは致命的。
器用な立ち回りをしてナンボの馬ですからね。
今回は前走の好走が買われて、そこそこ人気にもなっていますし、
できるだけ、ここは敬遠したいものです。