今回は神戸新聞杯の予想となります。
神戸新聞杯 予想
枠順の確認→過去データ分析→追い切り診断→そして最終予想という流れで、今回の神戸新聞杯を見ていきますね。
枠順
それじゃあ、まずは枠順の確認から入っていきましょうか。
1- 1ジョウショームード
2- 2ユニコーンライオン
3- 3サートゥルナーリア
4- 4レッドジェニアル
5- 5ヴェロックス
6- 6シフルマン
7- 7ヴィント
8- 8ワールドプレミア
有力馬は3枠3番ヴェロックス、5枠5番ヴェロックス、8枠8枠ワールドプレミアといったところ。有力馬は内と外に、綺麗に分かれるような形になりましたね。神戸新聞杯は大きな枠順傾向はないと見ているだけに、これはどうでしょうか。
枠番 | 着別度数 |
---|---|
1枠 | 0- 0- 2-10/12 |
2枠 | 0- 1- 2-12/15 |
3枠 | 3- 1- 0-13/17 |
4枠 | 1- 2- 0-14/17 |
5枠 | 3- 2- 1-13/19 |
6枠 | 1- 1- 2-14/18 |
7枠 | 0- 1- 2-18/21 |
8枠 | 2- 2- 1-16/21 |
次は枠順データの他にも、神戸新聞杯の過去データを見ていこうかなと思います。
過去データ分析
今回は過去10年間のデータから、要注目のデータをいくつか参照していきます。
人気
人気 | 着別度数 |
---|---|
1番人気 | 6- 2- 0- 2/ 10 |
2番人気 | 2- 2- 2- 4/ 10 |
3番人気 | 1- 2- 2- 5/ 10 |
4番人気 | 0- 0- 1- 9/ 10 |
5番人気 | 0- 0- 2- 8/ 10 |
1~3番人気で過去10年9勝。4番人気以下になると複勝率はガクッと落ちる傾向にあり、10番人気以下となると馬券絡みなしといった感じです。人気サイドで決まる傾向が非常に強く、1番人気の単勝回収率が100を超えているという稀有なレースです。神戸新聞杯は全重賞を通じも、屈指の堅さを誇るレースと言ってもいいかもしれません。ここは素直に人気サイド重視の予想でいいのではないかと思います。
上がり
上り | 着別度数 |
---|---|
3F 1位 | 4- 6- 1- 0/ 11 |
3F 2位 | 5- 2- 1- 2/ 10 |
3F 3位 | 1- 1- 3- 6/ 11 |
3F ~5位 | 0- 1- 5- 17/ 23 |
3F 6位~ | 0- 0- 0- 85/ 85 |
上がり1~3位の馬で過去10年10勝。上がり1位を記録した馬を関してはオール馬券圏内となっています。神戸新聞杯は外回りの一戦ということで、立ち回り云々というよりは、最後の直線でどれだけ速い上がりを使えるか。そこだけに集約されるレースと言っても過言ではありません。
前走レース
前走レース名 | 着別度数 |
---|---|
東京優駿G1 | 8- 6- 3-28/45 |
ラジオNIHG3 | 1- 1- 2- 5/ 9 |
マレーシ1600 | 1- 0- 0- 0/ 1 |
前走ダービーという馬が過去10年8勝です。先日、行われたセントライト記念は春からの休み明けの馬でワンツースリー。ローズステークスも同様の結果で、ここまで行われた秋の3歳重賞で、夏を使って馬券になったのは紫苑ステークスを勝ったパッシングスルーのみという有様です。この時期の世代重賞は、夏の上がり馬として注目を集める馬もいますが、結局は春の実績馬という結果が目立ちます。近年は外厩の充実の影響もあり、休み明けをまったく苦にしない馬が増えたということでしょう、ここも前走ダービーを走ったような、春の実績馬に要注目でしょう。
追い切り診断
ここからは上位人気に支持されそうな馬たちの、追い切り・調教を詳しく見ていこうと思います。
有力馬
サートゥルナーリア
栗東 坂路 良 9月19日(木)
52.4-37.4-23.8-12.0 馬なり
今回は最終追い切りが坂路。皐月賞、ダービーは1週前CW→最終CWという調整でした。それが今回は1週前CW→最終坂路という感じ。これはホープフルステークス、萩ステークスのときのパターンです。これは2歳時にしっかり結果を残していますし、そんなに問題にならないでしょう。ただ、問題かなと思うのは、すべて単走での追い切りだったということ。これまではすべて併せ馬をこなして、先着するというのがお決まりでした。今回、単走に切り替えてきた理由として考えられるのが、馬のテンションを抑えるためですよね。ダービーではテンションが上がってしまって、出遅れてしまったのが最大の敗因でしたからね。単走オンリーの調整がどう出るかは、今回が試金石となるわけですが、逆に陣営はここを試金石程度にしか思っていないということですよね。叩き台なのは間違いないでしょう。
ヴェロックス
栗東 CW 良 9月19日(水)
82.6-66.6-52.0-38.2-12.4 終い強め
最終追い切りの終い1ハロンが12.4秒。最終追い切りで終い1ハロン12.4秒というのは、デビュー以来最も遅い時計です。1週前の追い切りは悪くはありませんでしたが、春と比べるとどうしても…という感じです。皐月賞→ダービーと、調教から素晴らしい動きを連発して、レースもかなりタフなものをこなしていたことから、間隔が空いてもその反動が残っているという感じでしょうか。昨年のエポカドーロをイメージしてもらえばわかりやすいと思います。エポカドーロは皐月賞、ダービーと120%の力を出し切って、その後は鳴かず飛ばずですよね。この追い切りの動きを見ると、ヴェロックスもその嫌いがあるのではないかと思わされます。まぁ、ただの叩き台仕上げだよという可能性も十分にあると思いますがw どちらにしても今回はそんなにいい仕上がりには見えませんでした。
ワールドプレミア
栗東 坂路 良 9月18日(水)
52.7-38.3-24.7-12.4 馬なり
2歳の頃は調教でもラップタイムがぐちゃぐちゃで、まだ走りが安定しない感じを見せていましたが、ここに来て、徐々に加速していくラップを踏めるようになっています。心身ともに成長を伺わせる追い切りだったと思います。ただ、まだ完成度という点ではどうかなと思わせるところがあり、本格化はもう少し先。古馬になってからではないかと思います。ここではポテンシャルだけでどこまでやれるかといった感じでしょう。
最終予想
ここまで神戸新聞杯の予想をしてきたわけですが、いかがでしたでしょうか。
◎サートゥルナーリア
申し訳ありませんが、ここも本命サイドから◎を選ばせてもらいます。雨の懸念がまったくないようなら、血統分析の動画で推奨したワールドプレミアを本命にすることも考えたのですが、やや馬場悪化の懸念もあるということで、ここは置きに行かせてもらいましたw ヴェロックスとの2強ムードが漂っていますが、阪神芝2400メートルの外回り。瞬発力が重要な一戦とならば、おそらくこちらの方に分があるのではないかと思います。前走も最後に差されてしまいましたが、上がり最速はこの馬でしたしね。ルメール騎手も、お手馬のレイデオロを見捨てて、こちらに乗りに来ているということで、陣営の気合の入りようはヴォロックスより断然上。前走は距離が長くて負けたという見方もありますが、僕はレース前の入れ込みがすべてだと思っています。入れ込みさえなければ、2400メートルも問題なくこなしてくれると見ています。今回は調教を単走に切り替えて、入れ込まないような工夫が見られますし、こちらの方を本命にしたいと思います。