今回は武蔵野ステークスの予想となります。
今週末は東京競馬場にて武蔵野ステークスが行われます。年末のダートチャンピオン決定戦に向けて、ダート一線級を担う馬たちが続々と始動開始です。まずは昨年から素質を期待されていたサンライズノヴァ。昨年はまだ自分の競馬をモノにできていなかったため、チグハグさが目立つところもありましたが、今年に入って自分の競馬の確立に成功。後方から追い込みを自分のものにして見せました。近走は常に安定した走りを見せてくれていますし、ここでも大崩れはないと思います。対抗筆頭はインカンテーション。8歳になった当馬ですが、まさに今が充実期。少し前の不振ぶりがウソのように素晴らしいパフォーマンスを連発しています。この馬も年末へ向けて、ある程度の恰好はつけてくると思います。その他にもダート転向から底を見せていないウェスタールンドや絶好調のルメール騎手を配してきたナムラミラクル、安定勢力のユラノトなど。これらの馬が一体どんなレースを見せてくれるのか。今からとても楽しみです!というわけ武蔵野ステークスの予想に入っていきましょうか。
武蔵野ステークス 予想
枠順の確認→過去データ分析→追い切り診断→そして最終予想という流れで、今回の武蔵野ステークスを見ていきますね。
武蔵野ステークス 枠順
まずは、今回の武蔵野ステークスの枠順を見てきましょうか。
1- 1マイネルオフィール 牡6 松岡
1- 2バルトネルラーフ 牡5 大野
2- 3クインズサターン 牡5 四位
2- 4サンライズノヴァ 牡4 戸崎
3- 5イーグルフェザー 牡5 北村宏
3- 6ラインシュナイダー 牡6 柴田大
4- 7ユラノト 牡7 福永
4- 8ルグランフリソン 牡5 武藤
5- 9ストロングバローズ 牡5 田辺
5-10ナムラミラクル 牡5 ルメール
6-11グレンツェント 牡5 内田博
6-12クルーガー 牡6 石川
7-13メイショウウタゲ 牡7 酒井
7-14モルトベーネ 牡6 蛯名
8-15ウェスタールンド セ6 オドノヒ
8-16インカンテーション 牡8 三浦
有力馬は2枠4番サンライズノヴァ、5枠10番ナムラミラクル、8枠15番ウェスタールンドといったところ。内、中、外と綺麗に分かれるような形になりましたね。武蔵野ステークスはやや外枠有利なだけに、これはどうでしょうか。
枠番 | 着別度数 |
---|---|
1枠 | 0- 2- 1-16/19 |
2枠 | 2- 1- 2-14/19 |
3枠 | 2- 0- 1-17/20 |
4枠 | 1- 1- 3-15/20 |
5枠 | 0- 1- 0-19/20 |
6枠 | 3- 1- 2-14/20 |
7枠 | 1- 2- 1-16/20 |
8枠 | 1- 2- 0-17/20 |
次の項では枠順データを他にも、武蔵野ステークスの過去データを見ていこうかなと思います。
武蔵野ステークス 過去データ
今回の過去データ分析では、過去10年間のデータから要注目のデータをいくつか参照しておきます。
武蔵野ステークス 前走人気データ
前走人気 | 着別度数 |
---|---|
前走5人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 |
前走6~9人 | 0- 0- 3- 25/ 28 |
前走10人~ | 0- 0- 1- 20/ 21 |
ダートは展開による紛れが少ないレース。必然的に前走でも上位人気に支持されるような馬が上位を独占します。よって前走で5番人気以下だった馬(ウェスタールンド、グレンツェントなど)が0-0-4-55という低調な成績となっています。
武蔵野ステークス 前走場所データ
前走場所 | 着別度数 |
---|---|
ローカル | 0- 0- 1- 20/ 21 |
前走ローカルだった馬(インカンテーション、ユラノトなど)も苦戦を強いられていますね。東京コースは長い直線が特徴。それは脚質データでも言いました。一方でローカルは小回りコースが最大の特徴となっており、今回とは180度違う適正が求められるのです。それにローカルは出走メンバーのレベルが低くなりがちというのも関係があると思います。
武蔵野ステークス 馬齢データ
年齢 | 着別度数 |
---|---|
3歳 | 4- 3- 3- 18/ 28 |
4歳 | 1- 1- 2- 24/ 28 |
5歳 | 3- 3- 2- 32/ 40 |
6歳 | 1- 3- 2- 24/ 30 |
7歳 | 1- 0- 1- 23/ 25 |
8歳 | 0- 0- 0- 6/ 6 |
芝ほどではありませんが、やはりダートでも8歳というのは厳しいですよね。ただ芝では厳しいデータになっている6,7歳はそこまで悪くない成績ですから、6,7歳くらいなら軽視は必要ないかなと思います。好走が目立つのは3歳と5歳ですかね。3歳は単純に斥量の恩恵を受けることができるから。5歳は経験を積んで、心身ともに充実期に入っているということでしょう。
その他のデータ分析は別記事にて行っております。詳しいデータを見たいよっていう方はぜひご覧くださいませ。

武蔵野ステークス 追い切り診断
僕の追い切り診断では調教タイムのほかにも、追い切り診断コメントと追い切りランクを設けています。追い切りランクはS、A、B、C、Dの5段階評価としています。しかし、これらはあくまで個人的な見解となりますので、ご参考程度によろしくお願いします。さて説明はこれくらいにして、本題へ入っていきましょうか。
武蔵野ステークス 有力馬
サンライズノヴァ【B】
栗東 坂路 稍重 11月7日(水)
51.7-38.1-25.3-13.1 一杯
上々の仕上がり。近走通りの状態はキープしていると思います。馬場差を考えると時計も悪くないでしょう。ただ前走からの上積みに期待するのはどうか。あくまで好調キープという感じに見えました。ここも展開次第というところはありますが、取りこぼしも十分に考えられると思います。
インカンテーション【C】
栗東 CW 稍重 11月7日(水)
82.5-67.5-53.1-39.6-13.3 一杯
前走やフェブラリーステークスの時と比べると、まだまだという感じ。休み明けの仕上げだと思います。速い時計は一本もありませんし、終いの時計もかかっている印象ですからね。この馬の大目標はチャンピオンズカップでしょうし、ここは叩き台ですね。昨年と比べても、もう一つかなと思います。追い切り的には食指が進みませんね。
ナムラミラクル【B】
栗東 坂路 稍重 11月7日(水)
54.9-40.4-26.5-13.3 馬なり
中3週で3本の追い切り。この馬にしては順調に乗り込めている方だと思います。時計もまずまずという感じです。近走の状態はキープしていると思います。ただこの馬に関しても上積みまでは微妙。あくまで好調キープという感じです。鞍上強化と相手関係がどう出るかといったところですが、追い切り的には微妙かなという感じ。
ウェスタールンド【A】
栗東 坂路 稍重 11月7日(水)
51.6-37.9-25.0-12.7 一杯
全体51秒台の猛時計をマーク。ここに来て一気に時計を詰めてきました。前走内容を見ても充実期に入ったかなという感じがしますね。前走以上があっても良さそうな気配です。ただこの馬は最終追い切りでこれだけ速い時計を出したのは初。最終はサラッと流すというのがこの馬のパターンなんですよね。これがレースにどう影響してくるでしょうか。馬の状態は万全だとは思うのですが…。
以上が、武蔵野ステークスの追い切り診断でした。
一番よく見えた好調馬を追い切りからの推奨馬とさせてもらいます。
推奨馬はこちら→人気ブログランキング
というわけで、ここからは武蔵野ステークスの予想に入っていきましょうか。
武蔵野ステークス 最終予想
今回の予想では◎~◯のみの、ご紹介とさせてもらいます。
◎人気ブログランキングにて公開中
ここは展開に恵まれそうなこの馬から。今回のメンバーを見渡してみると絶対的な逃げ馬不在。どの馬が行くのか難しいところですが、1枠1番を活かしてマイネルオフィールが行くのではないかと思います。ただマイネルオフィールは主に中距離を使っていた馬。テンはそこまで速くなく、ゆったりした流れを作るでしょう。そうなってくれば昨年と同じくスローペース濃厚。前残りを予想します。サンライズノヴァが後方からというのも、それに拍車をかけるはず。この馬は前走で厳しい流れの中を2着。前に行ってサンライズノヴァに一歩も引けを取っていない内容でした。展開に恵まれる今回は逆転まであっていいと思います。
◯ユラノト
対抗も同じく展開に恵まれそうなこの馬。どのポジションから競馬ができる馬ですが、このメンバーなら楽に先行できるはずです。休み明けがどうかというところも、追い切りを見た感じでは悪くないはず。これまで通りの力は出せると思います。後にエルムSを制するハイランドピークにあっさり先着していることを見ても、ここでは力上位でしょう。
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