今回は京都大賞典の過去データ分析となります。
どうも、競馬生活者アギョウです。
毎年、毎日王冠の影に隠れがちな京都大賞典ですが、今年は豪華メンバーが揃いこちらも注目度の高いレースとなりました。まずは今年の秋をもって引退を表明したシュヴァルグラン。天皇賞春では展開の不利もあって2着に終わってしまいましたが、一番強い競馬をしておりまだまだやれるところを見せてくれました。有終の美へ向けて一体どんなレースをしてくれるのか。もう一頭の注目馬はサトノダイヤモンド。今年に入ってからは本来を力を見せてくれていませんが、果たしてここで復活なるか。こちらも秋へ向けて本来の姿を見せてほしいところです。注目はこの2頭ですが、他にもパフォーマプロミスやブレスジャーニー、ウインテンダネスなどの新興勢力に、古豪のアルバートなど。ここもなかなか難しいレースになりそうです。本命馬にも困ってしまいますよね?
なので、今回は過去データの観点から狙い馬を絞っていこうかなと思います。
人気馬たちは過去データ的にどうなのか。過去データから浮き上がってくる意外な穴馬はいないのか。このあたりを見つつ本命馬をある程度絞っていければなーと思います。というわけで京都大賞典の過去データ分析です。
それでは、本題に入っていきましょうか。
京都大賞典 過去データ分析
過去10年間のデータを参照して、今回は人気・馬齢・性別・枠順・脚質の基本データに加えて、前走距離、所属のデータを見ていくことで今回の京都大賞典で消せる人気馬をを導き出します。それでは、各データの考察に入っていきましょう。
京都大賞典 基本データ
・京都大賞典 人気データ
人気 | 着別度数 |
---|---|
1番人気 | 3- 1- 2- 4/ 10 |
2番人気 | 1- 1- 3- 5/ 10 |
3番人気 | 2- 0- 1- 7/ 10 |
4番人気 | 2- 2- 1- 5/ 10 |
5番人気 | 1- 0- 1- 8/ 10 |
1~5番人気(シュヴァルグラン、サトノダイヤモンド、パフォーマプロミス、ブレスジャーニー、アルバート)で過去10年10勝。あまり荒れる傾向にないレースで堅い決着が目立ちます。この時期の重賞は秋G1を視野に入れた有力馬たちのステップレースとして使われることが多いですから、実力不足の人気下位からの台頭の余地は少ないということでしょうね。
・京都大賞典 馬齢データ
年齢 | 着別度数 |
---|---|
4歳 | 4- 5- 1- 16/ 26 |
5歳 | 5- 3- 4- 22/ 34 |
6歳 | 0- 0- 3- 25/ 28 |
7歳 | 1- 2- 1- 11/ 15 |
8歳 | 0- 0- 1- 7/ 8 |
とにかく4~5歳の好走(サトノダイヤモンド、ブレスジャーニーなど)というのが目立ちますね。4~5歳が馬券圏内22回、6~8歳で馬券圏内8回と言えば分かりやすいと思います。特に凡走が目立つのが6歳(シュヴァルグラン、パフォーマプロミスなど)。昨年のサウンズオブアース2番人気→13着など、過去10年の有力馬で人気以上に好走した馬というのが見当たりません。6歳の秋ごろというのはちょうど競争馬としての過渡期で、能力が著しく低下する時期なのではないでしょうか。
・京都大賞典 性別データ
性別 | 着別度数 |
---|---|
牡・セン | 8- 10- 9- 71/ 98 |
牝 | 2- 0- 1- 14/ 17 |
性別に関してはほぼ互角といったところ。どちらが有利不利ということもなく平均的に来ている感じだと思います。牡馬だから買い、牝馬だから消しなどということは特段考えなくても良さそうです。
・京都大賞典 枠順データ
枠番 | 着別度数 |
---|---|
1枠 | 2- 1- 1- 6/10 |
2枠 | 3- 0- 2- 6/11 |
3枠 | 1- 2- 1- 9/13 |
4枠 | 0- 0- 2-12/14 |
5枠 | 1- 1- 0-13/15 |
6枠 | 1- 1- 1-11/14 |
7枠 | 1- 2- 2-14/19 |
8枠 | 1- 3- 1-14/19 |
京都大賞典は開幕週に行われるということで内枠有利が顕著ですね。秋G1に向けてJRAも絶好の馬場コンディションを作ってきますから、どうしても内を通った馬が有利になってしまうのでしょう。過去10年では1,2枠の入った馬の複勝をベタ買いするだけでも儲かってしまうほどの傾向です。
・京都大賞典 脚質データ
脚質 | 着別度数 |
---|---|
逃げ | 0- 0- 0- 11/ 11 |
先行 | 3- 5- 5- 19/ 32 |
中団 | 4- 2- 5- 28/ 39 |
後方 | 3- 3- 0- 26/ 32 |
マクリ | 0- 0- 0- 1/ 1 |
開幕週なので逃げ先行馬が有利…と思いきや苦戦を強いられているようです。昨年のスマートレイアーに代表されるように今日大賞典をインを突ける差し馬の台頭というのが目立つレースです。道中は内でじっと構えて、直線でもインを突くという器用な芸当ができる差し馬がこのレースにピッタリだと思います。
京都大賞典 消去法データ
・京都大賞典 前走距離
前走距離 | 着別度数 |
---|---|
同距離 | 0- 1- 0- 4/ 5 |
今回延長 | 9- 4- 7-56/76 |
今回短縮 | 1- 5- 3-25/34 |
先程から申し上げているように、京都大賞典は開幕週の馬場で行われます。馬場の状態がいいので速い時計での決着ばかり。スピード能力に富んでいる今回延長の馬が活躍できるレースなのです。逆に今回短縮のステイヤー気質の高い馬(シュヴァルグラン、ブレスジャーニー、ウインテンダネスなど)は微妙な結果。同距離の馬も振るわない結果となっています。
・京都大賞典 所属
調教師 | 着別度数 |
---|---|
(栗)音無秀孝 | 1- 2- 1- 5/ 9 |
(栗)藤原英昭 | 1- 1- 2- 1/ 5 |
(栗)松田博資 | 1- 1- 0- 0/ 2 |
(栗)池江泰寿 | 1- 0- 1- 5/ 7 |
(栗)荒川義之 | 1- 0- 1- 2/ 4 |
(栗)加藤敬二 | 1- 0- 0- 3/ 4 |
(栗)橋口弘次 | 1- 0- 0- 2/ 3 |
(栗)大久保龍 | 1- 0- 0- 1/ 2 |
(栗)池添兼雄 | 1- 0- 0- 1/ 2 |
(栗)清水久詞 | 1- 0- 0- 0/ 1 |
過去10年の勝ち馬の調教師を見てみてると、栗東の調教師の名前がずらり。過去10年で栗東所属馬はパーフェクトとなっています。これは同じ週に毎日王冠があるにも関わらず、こちらへ遠征してくるような美浦所属の馬(アルバート、モンドインテロ、レッドジェノヴァ)は実力的に足りないということだと思います。強い馬ならば素直に地元の毎日王冠をステップとすればいいはずですからね。
京都大賞典 過去データ分析まとめ
ここまで紹介した基本データと消去法データ。これらを総合してデータ的に最も好走率が高いのはどの馬なのか。
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近走は不甲斐ない結果に終わっていますが、この馬の復活があるとすればここでしょう。復帰初戦の金鯱賞はスワーヴリチャードと0.3秒差ということを考えれば決して悪い内容ではなかった。大阪杯では揉まれてしまい本来の力は出せず。宝塚記念は高速決着が得意なこの馬にとっては不適な条件でした。京都開幕週の高速決着というのは歓迎の口で、2400メートルという距離もこの馬にとってはベスト。データ的にも狙える条件が揃っており、データ・キャラともに文句なしです。
おすすめ馬以外に消去法データに当てはまらなかった馬(推奨しなかった理由)
・ケントオー(6歳)、スマートレイアー(8歳)、パフォーマプロミス(6歳)、プラチナムバレット(人気)
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最後までお付き合いいただきありがとうございました。
毎日王冠とサウジアラビアロイヤルカップの過去データ分析も行っておりますので、まだ見てないよって方は是非!

