今回は小倉大賞典の予想となります。
今週末は小倉競馬場にて小倉大賞典が行われます。前日段階での1番人気はタニノフランケル。デビュー前から期待されていた超良血馬。父フランケルは今や世界でもその子供たちが争奪戦になるほどの超人気種牡馬です。日本でもソウルスターリングやモズアスコットが、すでに結果を残しています。母のウオッカは言わずもがなですよね。フランケル産駒として、ウオッカの子供としてここでその血に見合う結果を残すことができるでしょうか。相手候補筆頭はスティッフェリオでしょうか。この馬はその良化度が著しく、昨年の北海道あたりからのレースぶりは実に素晴らしいです。晩成の血ステイゴールド産駒らしい一頭ですね。本格化したここで重賞連勝となるでしょうか。さあ難解なローカルハンデ重賞、勝つのはどの馬なのか。今から非常に楽しみな一戦です!というわけで小倉大賞典の予想となります。
小倉大賞典 予想
枠順の確認→過去データ分析→追い切り診断→そして最終予想という流れで、今回の小倉大賞典を見ていきますね。
枠順
まずは、小倉大賞典の枠順を見てきましょうか。
1- 1サイモンラムセス
2- 2エアアンセム
3- 3タニノフランケル
3- 4マウントゴールド
4- 5レトロロック
4- 6マルターズアポジー
5- 7ブラックスピネル
5- 8マイスタイル
6- 9スズカディープ
6-10ケイティクレバー
7-11ナイトオブナイツ
7-12スティッフェリオ
8-13エテルナミノル
8-14アメリカズカップ
有力馬は3枠3番タニノフランケル、5枠8番マイスタイル、7枠12番スティッフェリオといったところ。有力馬は内、中、外と綺麗に分かれるような形になりましたね。小倉大賞典は内枠有利と見ているだけに、これはどうでしょうか。
枠番 | 着別度数 |
---|---|
1枠 | 2- 4- 2-12/20 |
2枠 | 1- 1- 1-16/19 |
3枠 | 2- 1- 1-16/20 |
4枠 | 2- 0- 1-17/20 |
5枠 | 1- 0- 1-17/19 |
6枠 | 0- 0- 4-16/20 |
7枠 | 1- 3- 0-16/20 |
8枠 | 1- 1- 0-18/20 |
次の項では枠順データの他にも、小倉大賞典の過去データを見ていこうかなと思います。
過去データ
今回の過去データ分析では、過去10年から要注目のデータをいくつか参照しておきます。
人気
人気 | 着別度数 |
---|---|
1番人気 | 2- 1- 2- 5/ 10 |
2番人気 | 1- 2- 0- 7/ 10 |
3番人気 | 1- 0- 0- 9/ 10 |
4番人気 | 1- 0- 2- 7/ 10 |
5番人気 | 1- 0- 4- 5/ 10 |
1番人気が過去10年2勝。その他の人気どころを見ても、全体的に物足りない数字になっています。小倉大賞典は波乱の余地があるレースと見ていいでしょう。ローカルハンデ重賞らしく荒れる可能性が高くなっています。今年も難解なメンバーが揃っている感じがしますから、ここも荒れることを考えて、馬券を組み立てるべきではないでしょうか。
前走着差
前走着差 | 着別度数 |
---|---|
負0.6~0.9 | 1- 0- 0-13/14 |
負1.0~1.9 | 0- 2- 2-23/27 |
負2.0~2.9 | 0- 0- 0- 1/ 1 |
集計範囲:前走G3
前走G3で1.0秒以上負けてしまった馬というのは過去10年で勝ったことがありません。いくら小倉大賞典が荒れるローカルハンデ重賞とはいえ、G3で1.0秒以上負けてしまった馬は望み薄です。荒れるレースだからといって、むやみやたらの穴狙いは良くありませんね。ここでは、前走G3でもある程度の勝負になるぐらいの能力は必要です。
斤量
斤量 | 着別度数 |
---|---|
49.5~51kg | 0- 0- 0- 1/ 1 |
51.5~53kg | 0- 0- 0- 3/ 3 |
53.5~55kg | 1- 0- 0-12/13 |
55.5~57kg | 0- 1- 2-10/13 |
57.5~59kg | 0- 0- 0- 1/ 1 |
集計範囲:前走オープン特別
小倉大賞典はハンデ重賞ということで斤量データのネタを一つ。前走オープン特別の馬が斤量55.5キロ以上になった場合、過去10年で勝ったことがありません。普通に考えて前走オープン特別だった馬が、斤量55.5キロ以上というのは見込まれすぎています。能力とハンデのバランスが取れていません。おそらくこのパターンで斤量55.5キロ以上になるような馬は、過去に実績を作ってきた馬たちなのでしょうが、それは過去の栄光。ある程度の実績馬が前走オープン特別を走っているということは、競争馬としてのピークは過ぎています。そういう馬は、ここでは割引が必要でしょうね。
追い切り診断
僕の追い切り診断では調教タイムのほかにも、追い切り診断コメントと追い切りランクを設けています。追い切りランクはS、A、B、C、Dの5段階評価としています。しかし、これらはあくまで個人的な見解となりますので、ご参考程度によろしくお願いします。さて説明はこれくらいにして、本題へ入っていきましょうか。
有力馬
タニノフランケル【B】
栗東 CW 良 2月13日(水)
67.9-52.0-38.0-11.61 馬なり
動き、時計ともに良好。前走からの上積みがあってもいいほどの素晴らしい動きでした。普通なら高評価は間違いなしの調教なのですが、やや気になるのは最終CW追いだということ。近2走はどちらも最終坂路追いでした。逆に最終CW追いの3走前は12着と大敗。その前の西部スポニチ賞は快勝しているのですが、やはり5走前の京都新聞杯は最終CW追いで大きく負けています。最終CW追いで2度も重賞挑戦しているのですが、どちらも負け過ぎているというのは気がかりですね。最終坂路追いで臨んだ前走はアッサリ好走していますし…。時計や動きは申し分ないのですが、最終CW追いだということでケチをつけておきます。
スティッフェリオ【B】
栗東 坂路 良 2月13日()
51.1-37.4-24.6-12.5 一杯
最終、1週前と好時計をマーク。休み明けでも仕上がりは問題ないでしょう。ただ重賞勝ちを収めた前走は、馬なりで坂路51秒台をマークするほどの仕上がりでした。それが今回は2週連続で一杯に追って、ようやく好時計を出したという感じに見えてしまいます。悪くない仕上がりではあるのですが、前走ほどとはいかないと思います。前々走と同じくらいの水準かなと思いますね。前々走同様でどこまでやれるか。ここでは力関係が鍵になってきそうです。
マイスタイル【A】
栗東 坂路 良 2月13日(水)
53.1-38.3-24.8-12.5 終い強め
近2走は1週前に強めに追って、最終はさらっと流すというのはこの馬のパターンでした。しかし今回は最終でやや強めに追われています。これは3走前の福島記念と同じです。近走よりも乗り込み量も豊富ですし、ここはメイチ度が高いのではないかと思いますね。3走前も負けてこそしたものの、展開などを考えるとこの馬が1番強い競馬をしていましたしね。ここは陣営としても勝負の一戦なのではないかと思います。
最終予想
今回の予想では◎のみの、ご紹介とさせてもらいます。
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難解なレースですが、ここはこの馬から入ってみようと思います。今回のレースのポイントはなんといっても逃げ馬の多さですよね。徹底先行型の数が尋常ではなく、マルターズアポジーやタニノフランケル、マイスタイルなど。今の競馬界の逃げ馬オールスターといってもいいメンバーが集まりました。ペースはまず早くなるでしょうね。そうなってきたときに、僕は非常に参考になるレースが一つあると思います。昨年の11月に行われた福島記念です。このレースもマルターズアポジーとマイスタイルが早いペースを作り、最後は我慢比べとなったレースです。僕はこの福島記念がそのまま今回のレースに直結すると思います。じゃあ福島記念で好走した馬からどの馬を本命にするかと聞かれたときに、この馬を推したいですね。他の福島記念好走組と比べたときに、単純な斤量比較でこの馬の逆転というのが十分に考えられると思います。内枠を引けたというのも大きなプラス材料です。近走の着順が冴えないおかげか、人気もいい感じに落ちていますし、ここは絶好のねらい目ではないでしょうか。
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