今回は京阪杯の過去データ分析となります。
今週末は京都競馬場にて京阪杯が行われます。ジャパンカップの後に組まれる京阪杯。今年はなかなかの好メンバーが揃ったと思います。予想オッズ1番人気に支持されているのはダノンスマッシュ。キーンランドカップ2着という実績馬。過去にはスプリンターズステークスで2着まで上り詰めたラブカンプ-をねじ伏せたこともあり、その素質は1級品。今後もスプリント路線を担っていくであろう3歳馬です。現段階でどこまでやれるかといったところですが、ここも持ち前の素質で他馬をねじ伏せるのか。相手筆頭はアレスバローズ。こちらは夏のスプリント重賞連勝すると、一気にスプリンターズステークスへ。結果は14着という結果でしたが、夏に見せてくれた走りは本物のはず。このメンバーならば能力、実績ともに最上位。ここでもその末脚が炸裂となるか。他にもアサクサゲンキやダイメイフジ、ワンスインナムーンなど。どの馬を本命にするべきか。毎度のことながら迷ってしまいますよね?
なので、今回は京阪杯を過去データの観点から見ていくことで狙い馬を絞っていこうかなと思います。
人気馬たちは京阪杯の過去データ的にどうなのか。過去データから浮き上がってくる意外な穴馬はいないのか。このあたりを見つつ本命馬をある程度絞っていければなーと思います。というわけで京阪杯の過去データ分析です。
京阪杯 過去データ
過去10年間のデータを参照して、今回は人気・性別・枠順・脚質の基本データに加えて、間隔・馬齢のデータを見ていくことで今回の京阪杯で高期待値の馬を導き出します。それでは、各データの考察に入っていきましょう。
京阪杯 基本データ
まずは基本データから見ていきましょう。ここでは主に過去データ的に買える馬を見ていこうかなと思います。
京阪杯 人気データ
人気 | 着別度数 |
---|---|
1番人気 | 1- 2- 0- 7/ 10 |
2番人気 | 2- 0- 1- 7/ 10 |
3番人気 | 0- 4- 0- 6/ 10 |
4番人気 | 2- 0- 0- 8/ 10 |
5番人気 | 1- 0- 3- 6/ 10 |
1~5番人気で過去10年5勝。1番人気が過去10年で1勝しかいないことを考えても、人気どころはあまり信用できない感じでしょうか。二桁人気でも過去10年1勝、2着2回、3着6回と馬券圏内が9回。単純な計算で毎年1頭は二桁人気の馬が馬券に絡んできます。京阪は能力だけではなく、なんらかのバイアスが強く働くレースと考えて良さそうです。
[st-kaiwa1]京阪杯は荒れる傾向にあるレース[/st-kaiwa1]
京阪杯 性別データ
性別 | 着別度数 |
---|---|
牡・セン | 8- 6- 8- 90/112 |
牝 | 2- 4- 3- 50/ 59 |
牝馬は牡馬に比べて、やや好走確率が落ちます。勝率で考えると半減、連帯率や複勝率は1割減という感じになっています。京阪杯はスプリント戦ですが、もう開催後半。馬場が荒れてきて、スピードだけでなくパワーも要求されるということでしょう。
[st-kaiwa1]京阪杯は、牡馬の方が少しだけ有利[/st-kaiwa1]
京阪杯 枠順データ
枠番 | 着別度数 |
---|---|
1枠 | 2- 1- 1-14/18 |
2枠 | 4- 1- 0-15/20 |
3枠 | 2- 2- 3-13/20 |
4枠 | 1- 2- 2-15/20 |
5枠 | 0- 0- 3-17/20 |
6枠 | 0- 1- 1-18/20 |
7枠 | 1- 0- 1-24/26 |
8枠 | 0- 3- 0-24/27 |
これは顕著な傾向が出ていますね。圧倒的に内枠有利の傾向です。先週Cコースに代わったばかりということで、馬場の最内が良好な状態です。先日行われたマイルチャンピオンシップも馬番1~3番の馬が上位を独占しましたよね。京阪杯が荒れる傾向にある一つの理由が、この極端な内枠有利だと思います。
[st-kaiwa1]過去10年では1、2枠の馬をベタ買いするだけでも儲かっているほど、内枠が有利![/st-kaiwa1]
京阪杯 脚質データ
脚質 | 着別度数 |
---|---|
逃げ | 4- 1- 0- 5/ 10 |
先行 | 5- 1- 3- 31/ 40 |
中団 | 0- 7- 6- 54/ 67 |
後方 | 1- 1- 2- 49/ 53 |
こちらも極端な傾向が出ており、逃げ先行馬が過去10年9勝と圧倒的です。特に逃げ馬は勝率40%。複勝率は50%で半分は馬券になっています。逆に中団の成績を見てもらえばわかるように差し馬はあと一歩届かずというレースが頻発しています。京阪杯では、まず逃げ馬。次に先行馬を重視するべきでしょう。これも荒れる要因の一つだと思います。
[st-kaiwa1]逃げ、先行がかなり有利!こっちもベタ買いで儲かっているほどです[/st-kaiwa1]
京阪杯 消去法データ
ここからは消去法データ。今回の京阪杯で過去データ的に厳しい馬を見ていこうと思います。
京阪杯 間隔データ
間隔 | 着別度数 |
---|---|
2週 | 0- 0- 0- 6/ 6 |
3週 | 4- 2- 3- 38/ 47 |
4週 | 3- 5- 2- 30/ 40 |
5~ 9週 | 3- 3- 5- 45/ 56 |
10~25週 | 0- 0- 1- 20/ 21 |
半年以上 | 0- 0- 0- 1/ 1 |
中10週以上の馬は過去10年で連帯なし。休み明けの馬はまったくといっていいほど走りません。性別データのところで話した牡馬有利、そして脚質データで話した逃げ先行馬有利、つまり京阪杯はパワーとスピードが同時に求められるタフなレースだということです。休み明けの馬が馬が、いきなりタフなレースをこなすのは難しい。理由はそんなところでしょうか。
[st-kaiwa1]今年はダノンスマッシュやアサクサゲンキなど、有力馬が多数該当![/st-kaiwa1]
京阪杯 馬齢データ
年齢 | 着別度数 |
---|---|
3歳 | 2- 2- 1- 20/ 25 |
4歳 | 3- 4- 2- 31/ 40 |
5歳 | 3- 4- 3- 40/ 50 |
6歳 | 2- 0- 4- 30/ 36 |
7歳 | 0- 0- 1- 14/ 15 |
8歳 | 0- 0- 0- 3/ 3 |
先程のところでも話したように、京阪杯はタフなレース。7~8歳の高齢馬には荷が重いようですね。過去10年で勝ちはもちろん、連帯すらありません。京阪杯では若い馬を中心に買っていきましょう。
[st-kaiwa1]コウエイタケル、ナインテイルズの2頭が該当[/st-kaiwa1]
まとめ
ここまで紹介した基本データと消去法データ。これらを総合してデータ的に最も好走率が高いのはどの馬なのか。
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京阪杯は荒れるレースということで、穴っぽいこの馬を推奨させてもらいます。京阪杯は逃げ先行馬が有利ですが、この馬は問題なくポジションを取っていけるはずです。出走メンバー的にワンスインナムーンが逃げるのでしょうが、2,3番手は確保できると思います。前走こそ3番手追走で4着と敗れてしましたが、前に行った馬はなかなか厳しいペースでしたからね。メンバーや展開を考えると負けて強しの内容だったと思います。この馬も後続とは3馬身以上の差はつけたわけですからね。あとは内枠だけ。内枠さえ引ければ、ここで穴を開けてくれると思います。
おすすめ馬以外に期待値の高そうな馬
・ワンスインナムーン、グァンチャーレ、キングハートなど
[st-kaiwa1]最終的な見解は週末に公開予定です。ツイッターのフォローもお待ちしています![/st-kaiwa1]

