今回はジャパンカップの過去データ分析となります。
今週末は東京競馬場にてジャパンカップが行われます。東京2400メートルの大一番。そのコース条件から近年は有馬記念ではなく、ここが最大の目標という馬も珍しくありません。今年のスワーヴリチャードも間違いなくその1頭でしょう。前走の天皇賞秋は10着と不甲斐ない結果に終わってしまいましたが、不利があった上にレースにもあまり参加していませんでした。ただ回ってきたという感じで、ジャパンカップへ向けて無理はしないという意思が見え見えでした。そんなレースをしたわけですから、ここはフルスロットル。何が何でも取りに来るでしょうね。対抗筆頭は今年の牝馬3冠アーモンドアイ。牝馬クラシック戦線を何の危なげもなくアッサリ3連勝。誰の目から見ても強い馬です。初の古馬混合重賞が今回のジャパンカップとなるわけですが、果たしてどんなレースを見せてくれるのか。今からとても楽しみです!さてスワーヴリチャードか、それともアーモンドアイか。2強対決の様相を見せる今回のジャパンカップですが、どちらを本命にするべきか迷ってしまいますよね?
なので、今回はジャパンカップを過去データの観点から見ていくことで狙い馬を絞っていこうかなと思います。
人気馬たちはジャパンカップの過去データ的にどうなのか。過去データから浮き上がってくる意外な穴馬はいないのか。このあたりを見つつ本命馬をある程度絞っていければなーと思います。というわけでジャパンカップの過去データ分析です。
ジャパンカップ 過去データ
過去10年間のデータを参照して、今回は人気・性別・枠順・脚質の基本データに加えて、前走場所・馬齢・前走人気・前走アルゼンチン共和国杯のデータを見ていくことで今回のジャパンカップで高期待値の馬を導き出します。それでは、各データの考察に入っていきましょう。
ジャパンカップ 基本データ
まずは基本データから見ていきましょう。ここでは主に過去データ的に買える馬を見ていこうかなと思います。
ジャパンカップ 人気データ
人気 | 着別度数 |
---|---|
1番人気 | 3- 3- 2- 2/ 10 |
2番人気 | 1- 2- 2- 5/ 10 |
3番人気 | 1- 1- 0- 8/ 10 |
4番人気 | 3- 0- 0- 7/ 10 |
5番人気 | 1- 1- 0- 8/ 10 |
1~5番人気で過去10年9勝。ジャパンカップは最高峰のメンバーが揃う一戦ということで、実力的に微妙な穴馬が付け入る隙はありません。過去10年で二桁人気馬の連帯というのは一度もありません。ジャパンカップでは今の競馬界を牽引しているような馬が順当に結果を出すということでしょう。
[st-kaiwa1]ジャパンカップの人気は、素直に信用するべき![/st-kaiwa1]
ジャパンカップ 性別データ
性別 | 着別度数 |
---|---|
牡・セン | 5- 8- 8-128/149 |
牝 | 5- 2- 2- 15/ 24 |
牝馬が過去10年5勝と好成績。ショウナンパンドラ4番人気→1着、デニムアンドルビー7番人気→2着、レッドディザイア6番人気→3着など、人気薄からの馬券絡みというのも目立ちますね。東京開催も後半なのですが、JRAの造園課がジャパンカップへ向けて、絶好の馬場コンデイションに仕上げてくる→スピード決着が目立つというメカニズムなのではないでしょうか。牝馬は牡馬よりパワーでは劣っていても、スピードならば互角以上であることが多いですからね。ジャパンカップの1週前からCコースへ変わっているというのも関係があるかもしれません。
[st-kaiwa1]ジャパンカップは、牝馬と好相性![/st-kaiwa1]
ジャパンカップ 枠順データ
枠番 | 着別度数 |
---|---|
1枠 | 3- 2- 3-12/20 |
2枠 | 1- 0- 2-17/20 |
3枠 | 2- 1- 2-15/20 |
4枠 | 1- 0- 0-19/20 |
5枠 | 0- 3- 0-17/20 |
6枠 | 0- 1- 0-18/19 |
7枠 | 1- 0- 2-22/25 |
8枠 | 2- 3- 1-23/29 |
性別データのところでも話したスピード決着。その煽りを受けてか内枠有利となっています。スピード決着となれば少しでもロスなく運んだ馬が有利ですからね。昨年も馬番1~4番で馬券圏内を独占するなど、内枠有利はかなり顕著なものです。これまた先程も話したCコースに代わって、日が浅いというのもこの一因を担っていると思います。
[st-kaiwa1]ジャパンカップは内枠の馬を最重視するべき![/st-kaiwa1]
ジャパンカップ 脚質データ
脚質 | 着別度数 |
---|---|
逃げ | 1- 0- 1- 8/ 10 |
先行 | 3- 1- 3- 28/ 35 |
中団 | 6- 6- 4- 63/ 79 |
後方 | 0- 2- 2- 43/ 47 |
マクリ | 0- 1- 0- 1/ 2 |
東京2400メートルという舞台らしく差し馬の台頭が目立ちますね。近5年はスローペースのレースが目立ちますが、それでも33秒~34秒台前半の上りさえ使えれば中団からでも十分に間に合います。それと同時に前に行けるの馬にも注意が必要で、近5年では勝ち馬はいずれも4角4番手以内。キタサンブラックを始めとした好位から速い上りを使う先行馬にも要注目です。
[st-kaiwa1]東京2400は上り至上主義。だけどポジションはできるだけ前がいい[/st-kaiwa1]
ジャパンカップ 消去法データ
ここからは消去法データ。今回のジャパンカップで過去データ的に厳しい馬を見ていこうと思います。
ジャパンカップ 前走場所データ
前走場所 | 着別度数 |
---|---|
東京 | 6- 5- 8- 62/ 81 |
京都 | 4- 2- 1- 26/ 33 |
前走東京・京都を使った馬で過去10年10勝。逆に言うと前走東京・京都を使っていない馬というのは過去10年で勝ったことがありません。これは前走東京もしくは京都を使っていない馬というのは、基本的には休み明け。休み明けで通用するほどジャパンカップは甘いレースではありません。ちなみに海外馬もこのデータで消すことができますね。
[st-kaiwa1]消えるのはカプリ、サトノクラウン、サンダリングブルー、ミッキースワローの4頭[/st-kaiwa1]
ジャパンカップ 馬齢データ
年齢 | 着別度数 |
---|---|
3歳 | 2- 3- 2- 21/ 28 |
4歳 | 5- 3- 2- 41/ 51 |
5歳 | 3- 4- 4- 36/ 47 |
6歳 | 0- 0- 0- 24/ 24 |
7歳 | 0- 0- 2- 12/ 14 |
8歳 | 0- 0- 0- 9/ 9 |
6歳~8歳以上の馬は過去10年で連対なし。ジャパンカップの主役は3~5歳と断言してよさそうですね。6~8歳以上というのは競争馬としてピークアウト。G1の舞台では厳しいということでしょう。ここでは脂がのっている3~5歳馬を重視しましょう。
[st-kaiwa1]昨年の覇者シュヴァルグラン、シルバーコレクターとして名高いサウンズオブアースが該当[/st-kaiwa1]
ジャパンカップ 前走人気データ
前走人気 | 着別度数 |
---|---|
前走1人気 | 7- 2- 3- 16/ 28 |
前走2人気 | 0- 0- 3- 9/ 12 |
前走3人気 | 1- 4- 0- 8/ 13 |
前走4人気 | 1- 0- 0- 9/ 10 |
前走5人気 | 1- 0- 1- 7/ 9 |
前走6~9人 | 0- 2- 1- 21/ 24 |
前走10人~ | 0- 0- 1- 26/ 27 |
前走6番人気~の馬は過去10年で勝利がありません。やはり前走で6番人気以下になってしまうような馬は能力的、素質的にどうなのかというところはありますよね。前走でも上位人気に支持されている馬を、ジャパンカップでは買うべきです。
[st-kaiwa1]天皇賞秋で3着だったキセキなどが、これに当てはまります[/st-kaiwa1]
ジャパンカップ 前走アルゼンチン共和国杯データ
前確定着順 | 着別度数 |
---|---|
前走1着 | 1- 0- 1- 1/ 3 |
前走2着 | 0- 0- 0- 2/ 2 |
前走3着 | 0- 0- 0- 1/ 1 |
前走4着 | 0- 0- 0- 1/ 1 |
前走5着 | 0- 0- 0- 2/ 2 |
前走6~9着 | 0- 0- 0- 4/ 4 |
前走10着~ | 0- 0- 0- 0/ 0 |
集計範囲:前走アルゼンチン共和国杯
前走アルゼンチン共和国杯で負けた馬というのは過去10年で馬券になったことがありません。アルゼンチン共和国杯で負けてしまうような馬は、やはりジャパンカップでは足りませんよね。2016年のシュヴァルグラン6番人気→3着や、2008年のスクリーンヒーロー9番人気→1着など。アルゼンチン共和国杯組はたびたび穴を開けてくれていただけに残念です。
[st-kaiwa1]今年は勝ち馬が出てきていないから、アルゼンチン共和国杯組は全消しで![/st-kaiwa1]
まとめ
ここまで紹介した基本データと消去法データ。これらを総合してデータ的に最も好走率が高いのはどの馬なのか。
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今回の過去データ分析では人気どころだけが消去法データに引っかからず。穴っぽそうな馬は軒並み消えてしまいました。さて人気どころからどの馬を選択するかですが、性別データに着目してこの馬を推奨させてもらいます。この馬はこれまで上り最速を外したことがありません。デビューからオール上り最速です。その末脚はこのメンバーに入っても上位でしょうね。距離を不安視する声もありますが、2走前の走りから大丈夫だと判断。あとは過去データ的に有利な内枠を引ければ好勝負必至です。
おすすめ馬以外に消去法データに当てはまらなかった馬
・スワーヴリチャード、サトノダイヤモンド
[st-kaiwa1]最終的な見解は週末に公開予定です。ツイッターのフォローもお待ちしています![/st-kaiwa1]

