今回はエリザベス女王杯の予想となります。
今週末は京都競馬場にてエリザベス女王杯が行われます。前日段階ではなんとノームコアが1番人気。確かに前走の走りは素晴らしいものでしたが、今回が初の関西遠征となります。秋華賞を順調に使えていないという弱みもありますし…。これはなんだか波乱の予感がしてきますね。さて今年のエリザベス女王杯は一体どんな決着になるのか。僕の予想通り、波乱の決着となるのか。それとも再びルメール劇場となってしまうのか。今回の出走馬たちがどんなレースを見せてくるか。今からとても楽しみです!というわけエリザベス女王杯の予想に入っていきましょうか。
エリザベス女王杯 予想
枠順の確認→過去データ分析→追い切り診断→そして最終予想という流れで、今回のエリザベス女王杯を見ていきますね。
エリザベス女王杯 枠順
まずは、エリザベス女王杯の枠順を見ていきましょうか。
1- 1ハッピーユニバンス 牝6 松若
1- 2フロンティアクイーン 牝5 蛯名
2- 3レイホーロマンス 牝5 福永
2- 4プリメラアスール 牝6 幸
3- 5レッドジェノヴァ 牝4 池添
3- 6アドマイヤリード 牝5 藤岡康
4- 7モズカッチャン 牝4 Mデムーロ
4- 8カンタービレ 牝3 Cデムーロ
5- 9クロコスミア 牝5 岩田
5-10ヴァフラーム 牝6 川又
6-11スマートレイアー 牝8 武豊
6-12リスグラシュー 牝4 モレイラ
7-13ノームコア 牝3 ルメール
7-14ワンブレスアウェイ 牝5 津村
8-15エテルナミノル 牝5 四位
8-16コルコバード 牝5 浜中
8-17ミスパンテール 牝4 横山典
有力馬は3枠5番レッドジェノヴァ、4枠7番モズカッチャン、7枠13番ノームコアといったところ。内、中、外と綺麗に分かれるような形になりましたね。エリザベス女王杯は内枠有利なだけに、これはどうでしょうか。
枠番 | 着別度数 |
---|---|
1枠 | 1- 1- 1-16/19 |
2枠 | 2- 1- 1-16/20 |
3枠 | 2- 1- 2-15/20 |
4枠 | 1- 0- 2-17/20 |
5枠 | 0- 2- 1-17/20 |
6枠 | 1- 2- 0-16/19 |
7枠 | 0- 1- 2-25/28 |
8枠 | 3- 2- 1-22/28 |
次の項では枠順データを他にも、エリザベス女王杯の過去データを見ていこうかなと思います。
エリザベス女王杯 過去データ
今回の過去データ分析では、過去10年間のデータから要注目のデータをいくつか参照しておきます。
エリザべス女王杯 前走クラスデータ
前走クラス | 着別度数 |
---|---|
1600万下 | 0- 0- 0- 20/ 20 |
OPEN特別 | 0- 0- 0- 7/ 7 |
G3 | 0- 1- 1- 25/ 27 |
G2 | 5- 5- 3- 51/ 64 |
G1 | 3- 3- 5- 29/ 40 |
まずは前走クラス別データ。前走がG1もしくはG2以外の馬(ノームコアなど)は過去10年で勝ちなし。やはり前走が1600万下やオープン特別、G3などの馬は能力的にどうなのかというところがあるようです。あっても2,3着が精一杯といったところです。
エリザベス女王杯 前走馬体重データ
前走馬体重 | 着別度数 |
---|---|
400~419kg | 0- 0- 0- 4/ 4 |
420~439kg | 0- 1- 1- 11/ 13 |
前走馬体重が439キロ以下の馬(アドマイヤリード、カンタービレ、クロコスミア)も過去10年で勝ちがありません。439キロ以下の小柄な馬は、どうしてもパワーやスピードに限界があるということです。人間で考えてもらえばわかりやすいかなと思います。今年、日本人離れしたパフォーマンスを見せてくれた大谷翔平選手は身長193センチ、体重97キロです。
エリザベス女王杯 脚質データ
脚質 | 着別度数 |
---|---|
逃げ | 1- 0- 0- 9/ 10 |
先行 | 2- 7- 1- 28/ 38 |
中団 | 7- 3- 7- 58/ 75 |
後方 | 0- 0- 1- 46/ 47 |
マクリ | 0- 0- 1- 2/ 3 |
枠順データの時にも話しにありましたが、近年のエリザベス女王杯はスローペース傾向です。ただスローペースが逃げ馬が有利というわけではなく、好位~中団から速い上りを使える馬の上位台頭を目立つ形になっています。昨年のモズカッチャンがその最たる例でしょう。スローペースでもしっかり折り合えて、脚を溜めることができる馬。これがエリザベス女王杯で最も勝利に近い馬だと思います。
その他のデータ分析は別記事にて行っております。詳しいデータを見たいよっていう方はぜひご覧くださいませ。

エリザベス女王杯 追い切り診断
僕の追い切り診断では調教タイムのほかにも、追い切り診断コメントと追い切りランクを設けています。追い切りランクはS、A、B、C、Dの5段階評価としています。しかし、これらはあくまで個人的な見解となりますので、ご参考程度によろしくお願いします。さて説明はこれくらいにして、本題へ入っていきましょうか。
エリザベス女王杯 有力馬
ノームコア【B】
美浦 南W 重 11月7日(水)
53.2-39.3-12.5 馬なり
上々の仕上がり。いつもの外厩仕上げですね。前走ぐらいの状態にはあると思います。ただあくまで前走同様。上積みに関しては微妙かなという見方です。前走同様でこのメンバー相手にどこまでやれるか。相手関係が鍵になりそうです。
モズカッチャン【B】
栗東 坂路 稍重 11月7日(水)
54.4-39.9-25.8-12.5 終いやや強め
中間に熱発があったとのことですが、その影響はあまりないかと。順調な仕上がりだと思います。ただ昨年まで絶好とはいかないか。あくまで順調ではあるということ。この馬は叩き良化型の節があるので、そこのところだけでしょうね。
レッドジェノヴァ【A】
栗東 CW 稍重 11月7日(水)
81.9-66.4-51.4-37.4-11.9 強め
こちらは前走からの上積み十分。栗東滞在の効果が顕著に表れています。時計はもちろんですが動きのスピード感がまったく違います。牝馬重賞は初めてとなるので、ここでは力関係一つかなという感じがしますね。
リスグラシュー【C】
栗東 坂路 稍重 11月7日(水)
52.0-37.8-25.0-12.9 馬なり
調教駆けするタイプ当馬にしては、終いの時計が掛かっていた印象。良くても平行線という感じかもしれません。休み明けの前走がなかなか熾烈な戦いでしたから、その反動が出たのでしょうか。追い切りからは微妙と言わざるを得ませんね。
カンタービレ【C】
栗東 坂路 稍重 11月7日(水)
54.1-38.6-24.4-12.4 馬なり
近走は併用調教でしたが、今回は坂路オンリー。疲労を考慮してとのことです。現状維持に務めるという感じで上積みまで期待するのは厳しいでしょうね。前走や前々走同様でどこまでやれるかといった感じ。こちらもあまり良いとは言えませんね。
以上が、エリザベス女王杯の追い切り診断でした。
一番よく見えた好調馬を追い切りからの推奨馬とさせてもらいます。
推奨馬はこちら→人気ブログランキング
というわけで、ここからはエリザベス女王杯の予想に入っていきましょうか。
エリザベス女王杯 最終予想
今回の予想では◎~◯のみの、ご紹介とさせてもらいます。
◎人気ブログランキングにて公開中
本命は迷いましたが、この馬にします。順調に使えていないというところはあるのですが、思ったより悪くない仕上がり。これなら前走ぐらいのパフォーマンスは発揮できると思います。前走の3着、3走前の4着というのは勝ちきれこそしなかったものの、ともに強い内容だったと思います。今回の出走メンバで前走や3走前の走りをできるのは、この馬だけだったと思います。内目の枠を引けたというのも好材料です。スローペースからのロングスパート合戦という展開を予想しているのですが、それはこの馬の十八番。今回も好走パターンに持ち込むができると思います。僕の想像より人気になっていませんし、前日段階でこのくらいの人気なら美味しいと思いますね。
◯フロンティアクイーン
対抗は好枠を引けたこの馬。インで脚を溜める→直線で馬群を裁いてイン差しという器用な競馬をできる馬です。今回の枠順も存分に生かすことができると思います。近走通りの走りができれば好勝負必至の一頭なのではないかと見ています。
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