今回はエリザベス女王杯の過去データ分析となります。
今週末は京都競馬場にてエリザベス女王杯が行われます。牝馬の頂点を決める戦いエリザベス女王杯。今年も頂点を決めるにふさわしいメンバーが揃ったのではないでしょうか。まずは昨年の覇者モズカッチャン。札幌記念を一叩きして臨んできました。ただ予定していた府中牝馬ステークスが使えなかったということで、今年はやや順調さに欠いているのは事実。そこがどう出るかといったところ。相手筆頭は3歳馬ノームコアですが、こちらも秋華賞を使えなかったなど順調さに欠いています。その一方で順調に使えているのがリスグラシューやカンタービレなどですかね。さてこれらの要素が一体レースにどんな影響を与えてくるのか。恒例ながらどの馬に本命するべきか迷ってしまいますよね。
なので、今回はエリザベス女王杯を過去データの観点から見ていくことで狙い馬を絞っていこうかなと思います。
人気馬たちはエリザベス女王杯の過去データ的にどうなのか。過去データから浮き上がってくる意外な穴馬はいないのか。このあたりを見つつ本命馬をある程度絞っていければなーと思います。というわけでエリザベス女王杯の過去データ分析です。
エリザベス女王杯 過去データ
過去10年間のデータを参照して、今回は人気・枠順・脚質の基本データに加えて、前走クラス・前走馬体重・馬齢のデータを見ていくことで今回のエリザベス女王杯で消せる人気馬をを導き出します。それでは、各データの考察に入っていきましょう。
エリザベス女王杯 基本データ
まずは基本データから見ていきましょう。ここでは主に過去データ的に買える馬を見ていこうかなと思います。
エリザベス女王杯 人気データ
人気 | 着別度数 |
---|---|
1番人気 | 1- 4- 2- 3/ 10 |
2番人気 | 1- 2- 2- 5/ 10 |
3番人気 | 2- 0- 1- 7/ 10 |
4番人気 | 2- 0- 2- 6/ 10 |
5番人気 | 1- 0- 2- 7/ 10 |
人気どころでの決着が目立つレースですね。1番人気から順に高い複勝率をマークしています。エリザベス女王杯の人気はある程度の信頼がおけるといって良さそうです。素直に上位人気から軸馬などを選ぶのがいいのではないでしょうか。
エリザベス女王杯 枠順データ
枠番 | 着別度数 |
---|---|
1枠 | 1- 1- 1-16/19 |
2枠 | 2- 1- 1-16/20 |
3枠 | 2- 1- 2-15/20 |
4枠 | 1- 0- 2-17/20 |
5枠 | 0- 2- 1-17/20 |
6枠 | 1- 2- 0-16/19 |
7枠 | 0- 1- 2-25/28 |
8枠 | 3- 2- 1-22/28 |
過去10年で見てみるとあまり目立った傾向が見られませんね。ただ近5年で見てみると馬番1~5番が3勝、2着2回という好成績。これは近年はスローペースになりやすいという傾向に所以するものでしょう。やはりスローペースではどれだけロスなく立ち回るかが重要になってきますからね。スローペースなら内枠を重視すべきでしょう。ちなみに近5年で外枠から好走があったのは稍重、重の馬場コンディションの時。重馬場想定ならば外枠ですね。
エリザベス女王杯 脚質データ
脚質 | 着別度数 |
---|---|
逃げ | 1- 0- 0- 9/ 10 |
先行 | 2- 7- 1- 28/ 38 |
中団 | 7- 3- 7- 58/ 75 |
後方 | 0- 0- 1- 46/ 47 |
マクリ | 0- 0- 1- 2/ 3 |
枠順データの時にも話しにありましたが、近年のエリザベス女王杯はスローペース傾向です。ただスローペースが逃げ馬が有利というわけではなく、好位~中団から速い上りを使える馬の上位台頭を目立つ形になっています。昨年のモズカッチャンがその最たる例でしょう。スローペースでもしっかり折り合えて、脚を溜めることができる馬。これがエリザベス女王杯で最も勝利に近い馬だと思います。
エリザベス女王杯 消去法データ
ここからは消去法データ。今回のエリザベス女王杯で過去データ的に厳しい馬を見ていこうと思います。
エリザベス女王杯 前走クラスデータ
前走クラス | 着別度数 |
---|---|
1600万下 | 0- 0- 0- 20/ 20 |
OPEN特別 | 0- 0- 0- 7/ 7 |
G3 | 0- 1- 1- 25/ 27 |
G2 | 5- 5- 3- 51/ 64 |
G1 | 3- 3- 5- 29/ 40 |
まずは前走クラス別データ。前走がG1もしくはG2以外の馬(ノームコアなど)は過去10年で勝ちなし。やはり前走が1600万下やオープン特別、G3などの馬は能力的にどうなのかというところがあるようです。あっても2,3着が精一杯といったところです。
エリザベス女王杯 前走馬体重データ
前走馬体重 | 着別度数 |
---|---|
400~419kg | 0- 0- 0- 4/ 4 |
420~439kg | 0- 1- 1- 11/ 13 |
前走馬体重が439キロ以下の馬(アドマイヤリード、カンタービレ、クロコスミア)も過去10年で勝ちがありません。439キロ以下の小柄な馬は、どうしてもパワーやスピードに限界があるということです。人間で考えてもらえばわかりやすいかなと思います。今年、日本人離れしたパフォーマンスを見せてくれた大谷翔平選手は身長193センチ、体重97キロです。
エリザベス女王杯 馬齢データ
年齢 | 着別度数 |
---|---|
6歳 | 0- 1- 0- 11/ 12 |
7歳 | 0- 0- 0- 6/ 6 |
8歳 | 0- 0- 0- 1/ 1 |
6歳以上の馬(スマートレイアー、ハッピーユニバンス、プリメラアスール、ヴァフラーム)は過去10年で馬券になったのは1頭だけ。0-1-0-18という散々なデータとなっています。やはりG1では競争馬としてピークアウトした6歳以上の馬は厳しいということでしょう。
エリザバス女王杯 過去データまとめ
ここまで紹介した基本データと消去法データ。これらを総合してデータ的に最も好走率が高いのはどの馬なのか。
この馬→人気ブログランキングにて公開中
他の有力馬を見渡してみるとマイル志向の強い馬が多いですが、この馬は中距離にこだわって使われています。元々、この馬は叩き良化型。それにも関わらず前走は強敵相手に3着と善戦しました。これはこの馬が力をつけてきている証拠でしょう。舞台適正は昨年のエリザベス女王杯を見てもらえばわかる通り、申し分ありません。消去法データをもちろんですが、人気データや脚質データにも死角がありませんし、あとは内枠だけ。内枠さえ引ければ今年も好勝負必至でしょうね。
おすすめ馬以外に消去法データに当てはまらなかった馬
・フロンティアクイーン、ミスパンテール、リスグラシュー、レッドジェノヴァ
週末には最終的な予想を公開するので、今回の記事が気に入っていただけたらブックマーク登録をお願いします。ツイッターをフォローしていただければ更新情報がすぐにキャッチできます。ツイッターは下のプロフィールからどうぞ!あとSNSで共有してくれると嬉しいです!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
週末に行われる各重賞の過去データ分析も行っています。まだ見てないよって方はぜひ!
