今回は中日新聞杯の予想となります。
今週末は中京競馬場にて中日新聞杯が行われます。前評判の段階で1番人気になっているのがギベオン。これはHNKマイル2着、毎日王冠のブラストワンピースと0.3秒差という実績が買われてのものでしょう。前走こそ13着と大敗でしたが、あれは度外視できるというのが、どうやら世間の見方のようです。相手候補筆頭に挙がっているのがメートルダール。こちらは昨年の覇者。こちらも前走でブラストワンピースと0.3秒差ということを考えれば、単純な物差しでは互角程度の力はあるでしょう。その他はグレイルやマイスタイルなど、今年の中日新聞杯はとてもハイレベルなメンバー構成になったと思います。今から非常に楽しみですね!というわけで中日新聞杯の予想となります。
中日新聞杯 予想
枠順の確認→過去データ分析→追い切り診断→そして最終予想という流れで、今回の中日新聞杯を見ていきますね。
枠順
まずは、中日新聞杯の枠順を見てきましょうか。
1- 1エンジニア 牡5 北村宏
2- 2アメリカズカップ 牡4 松山
3- 3グレイル 牡3 津村
3- 4エテルナミノル 牝5 四位
4- 5マサハヤドリーム 牡6 北村友
4- 6ハクサンルドルフ 牡5 藤岡康
5- 7ギベオン 牡3 Cデムーロ
5- 8ドレッドノータス セ5 中谷
6- 9レイホーロマンス 牝5 丸山
6-10ショウナンバッハ 牡7 鮫島駿
7-11メートルダール 牡5 福永
7-12ストロングタイタン 牡5 アヴドゥラ
8-13スズカディープ セ6 岩崎
8-14マイスタイル 牡4 田中勝
有力馬は3枠3番グレイル、5枠7番ギベオン、7枠11番メートルダールといったところ。内、外、中と綺麗に分かれるような形になりましたね。中日新聞杯は大きな枠順傾向がないと見ているだけに、これはどうでしょうか。
枠番 | 着別度数 |
---|---|
1枠 | 2- 1- 2-14/19 |
2枠 | 0- 1- 1-18/20 |
3枠 | 1- 1- 1-17/20 |
4枠 | 2- 3- 1-14/20 |
5枠 | 0- 2- 0-18/20 |
6枠 | 2- 0- 1-17/20 |
7枠 | 2- 2- 3-20/27 |
8枠 | 1- 0- 1-27/29 |
次の項では枠順データを他にも、中日新聞杯の過去データを見ていこうかなと思います。
過去データ
今回の過去データ分析では、過去10年から要注目のデータをいくつか参照しておきます。
人気
人気 | 着別度数 |
---|---|
1番人気 | 3- 2- 1- 4/ 10 |
2番人気 | 2- 1- 1- 6/ 10 |
3番人気 | 0- 1- 1- 8/ 10 |
4番人気 | 0- 1- 2- 7/ 10 |
5番人気 | 2- 1- 1- 6/ 10 |
1番人気、2番人気で過去10年5勝。ハンデ戦にしては堅く収まっている印象です。2,3着についても人気サイドが多いですね。夏のハンデ戦のように大荒れということはなく、実力上位の馬はたとえ重い斥量を背負っていても、しっかり走ってきます。ハンデ戦だから荒れるのを待つぜ!というのは良くないですね。
脚質
脚質 | 着別度数 |
---|---|
逃げ | 0- 2- 2- 6/ 10 |
先行 | 4- 6- 2- 27/ 39 |
中団 | 6- 2- 4- 68/ 80 |
後方 | 0- 0- 2- 44/ 46 |
中日新聞杯の強いバイアスとして考えれるのが、この脚質データだと思います。過去10年の勝ち馬は先行もしくは中団からの馬です。過去5年、中日新聞杯はすべて後半3ハロンの方が速い後傾ラップ。スローからの瞬発力勝負になりやすいのです。先行や中団で構えて速い上りを使う。これが中日新聞杯の好走パターンなのです。ですので瞬発力に欠ける逃げ馬は勝ちきれず、後方からの馬では差し届かないのでしょう。
前走レース
前走レース名 | 着別度数 |
---|---|
福島記念HG3 | 0- 2- 0-19/21 |
前走福島記念だった馬(マイスタイル、マサハヤドリーム)というのは過去10年で勝ったことがありません。これは脚質データのところで触れた瞬発力勝負になりやすいというのが関係していると思います。福島記念はとにかく持続力が問われるレース。今回とは真逆の適正が必要とされるレースなのです。そんなところで好走した馬というのは、ここでは適正的に微妙ですよね。
追い切り
僕の追い切り診断では調教タイムのほかにも、追い切り診断コメントと追い切りランクを設けています。追い切りランクはS、A、B、C、Dの5段階評価としています。しかし、これらはあくまで個人的な見解となりますので、ご参考程度によろしくお願いします。さて説明はこれくらいにして、本題へ入っていきましょうか。
有力馬
ギベオン【A】
栗東 CW 良 12月5日(水)
82.8-66.1-50.7-36.7-11.7 終い一杯
前走とは段違い。時計や動きが目に見えて良化しています。一度使った上積みはかなりのものではないでしょうか。前走13着という大敗が気がかりでしたが、この動きを見せられると大丈夫なのではないかと思ってしまいますね。もちろんこれは最終だけの話しだけではありません。中間も完璧と言ってもいいものでした。ここでは巻き返しに期待できると思います。
メートルダール【C】
美浦 南W 良 12月5日(水)
53.5-39.0-12.5 馬なり
あまり調教駆けしないタイプで判断に難しいのですが、前走よりはいいのではないかと思いますね。ただ一つ気になるのは調教過程。12月5日が最終追い切りなのですが、その前日である12月4日にも坂路で時計を出しているんですよ。これがイマイチ不明ですね。順調さに欠いているとも取ることができます。うーん、そこまで目立った感じでもありませんし、これは割り引くのが正解でしょうか…?
グレイル【A】
栗東 CW 良 12月5日(水)
82.3-66.7-51.6-37.8-12.1 強め
前走や前々走でも動きが良いなと思っていたのですが、今回はそれ以上。ベストに近い状態ではないかと思います。秋3戦目ですが、使いつつ良化したという感じでしょうか。ここでは力関係一つという感じで、この馬の持てる力は出せると思いますね。
以上が、中日新聞杯の追い切り診断でした。
一番よく見えた好調馬を追い切りからの推奨馬とさせてもらいます。
推奨馬はこちら→人気ブログランキング
というわけで、ここからは中日新聞杯の予想に入っていきましょうか。
最終予想
今回の予想では◎と▲(穴推奨)のみの、ご紹介とさせてもらいます。
◎人気ブログランキングにて公開中
今回の中日新聞杯は難解なレースでどの馬にもチャンスありそうな一戦です。本命には迷いましたが、この馬にさせてもらおうと思います。この馬は左周りでは非常に安定した走りを見せており、左回りの2000メートルでは重賞を含めて3-1‐1‐1という成績。さらに馬券を外したのも超がつくドスローを、後方待機したものでしたから度外視可能かなと考えています。実質的にオール馬券圏内です。これくらいのメンバーならば多少の斥量は背負っていても大丈夫なはず。同斥量だった前走ぐらい走ってくれれば足りると思います。鞍上もこの舞台と相性がいいですし、ここはこの馬から入るのが適切かなと思います。
▲エンジニア
穴で面白そうなのは好位から速い上りが使えるこの馬ではないでしょうか。近走は重賞でも掲示板確保とあと一歩のところまで来ている。能力的にも足りているはずです。近2走と比べると相手弱化の印象もありますし、普通に考えれば馬券に届くのではないでしょうか。内枠というのも悪くないはずですし、このくらいの人気でなら積極的に狙ってみたいですね。
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