今回はカペラステークスの過去データ分析となります。
今週末は中山競馬場にてカペラステークスが行われます。先日のダートスプリント頂上決戦JBCスプリント。結果的にグレイスフルリープとマテラスカイの激しいマッチレースとなりました。他の馬たちは3着がせいぜいといった感じで、これといった見せ場はありませんでしたね。そんな馬たちがこのカペラステークスでその鬱憤を晴らしてくれると思います。また惜しくも出走が叶わなかった馬たちも然りです。頂上決戦には届かなかった馬たちの戦い。一体これらがどんなレースを見せてくれるのか。今から楽しみですね。というわけでカペラステークスの過去データ分析です。
カペラステークス 過去データ
過去10年間のデータから、今回は人気・枠順・脚質の基本データに加えて、前走人気・前走着順・キャリア・前走騎手のデータを見ていくことで今回のカペラステークスで高期待値の馬を導き出します。それでは各データの考察に入っていきましょう。
基本データ
まずは基本データから見ていきましょう。ここでは主に過去データ的に買える馬を見ていこうかなと思います。
人気
人気 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
1番人気 | 0.0% | 10.0% | 20.0% |
2番人気 | 10.0% | 20.0% | 40.0% |
3番人気 | 30.0% | 50.0% | 50.0% |
4番人気 | 30.0% | 40.0% | 40.0% |
5番人気 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
6番人気 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
7番人気 | 0.0% | 30.0% | 30.0% |
8番人気 | 0.0% | 10.0% | 50.0% |
過去10年で1番人気は勝ったことがありません。また複勝率に目を向けてみると1~8番人気くらいまではほぼ横並びといったいいような感じ。カペラステークスは波乱の余地もあるレースなのではないでしょうか。能力だけで決まるレースではなく、何らかのバイアスが働いていると考えた方がいいのではないでしょうか。
馬齢
年齢 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
3歳 | 14.3% | 14.3% | 14.3% |
4歳 | 13.3% | 16.7% | 23.3% |
5歳 | 6.5% | 17.4% | 26.1% |
6歳 | 5.6% | 13.9% | 19.4% |
7歳 | 0.0% | 0.0% | 4.2% |
8歳 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
7~8歳の馬は過去10年で勝ったことがありません。ダート戦とはいえ、やはり高齢馬は厳しいですよね。ここでも基本通り、若い馬を重視するべきでしょう。5,6歳は勝率こそ低いものの、複勝率に関しては何の問題もないため、そこまでの割引は必要ないと思います。3~6歳までが買える年齢だということですね。
性別
性別 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
牡・セン | 6.3% | 13.4% | 19.7% |
牝 | 6.7% | 6.7% | 13.3% |
性別による差はそこまでないですね。ダートはパワーを要求されるため、牝馬が不利になりやすいのですが、スプリント戦ならばスピードで押し切れるということでしょう。牡馬だから買い、牝馬だから消しというのは必要なさそうです。
枠順
枠番 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
1枠 | 21.1% | 26.3% | 26.3% |
2枠 | 5.0% | 5.0% | 10.0% |
3枠 | 0.0% | 5.3% | 10.5% |
4枠 | 0.0% | 15.0% | 25.0% |
5枠 | 5.3% | 5.3% | 5.3% |
6枠 | 0.0% | 10.0% | 25.0% |
7枠 | 10.0% | 15.0% | 25.0% |
8枠 | 10.0% | 20.0% | 25.0% |
1枠が勝率20%越えの高水準。内枠有利かと思いきや2,3枠の成績が振るいません。全体的に見てみると6~8枠が揃って複勝率25%で、7,8枠が勝率10%。僕は外枠有利なのではないかと思います。これは後述する脚質データとも密接に関わってくるのですが、ここでは外枠有利だけど1枠には要注意ぐらいに留めておきます。
脚質
脚質 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
逃げ | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
先行 | 2.7% | 8.1% | 13.5% |
中団 | 6.6% | 14.8% | 23.0% |
後方 | 6.1% | 12.2% | 18.4% |
ダートのスプリント戦となれば、逃げ先行が有利……かと思いきや、中団や後方からの差しも決まっている印象です。近5年で見てみるとカペラステークスはすべて前傾2.1秒以上のハイペースになっていることが関係しているのでしょう。芝スタートなのでついついペースが速くなりがち。ゴール前には急坂が待ち構えていますから、逃げ先行馬はそこでパッタリという感じなのです。これらを先ほどの枠順データと照らし合わせてみると、逃げ馬の2勝はどちらも1枠から。差し馬は外枠からの台頭が目立ちます。最短距離を走ることができる1枠逃げ馬。そしてスムーズに立ち回れる外枠の差し馬というのが、カペラステークスで上位台頭してくる馬たちです。
消去法データ
ここからは消去法データ。今回のカペラステークスで過去データ的に厳しい馬を見ていこうと思います。
前走着順
前確定着順 | 着別度数 |
---|---|
前走1着 | 2- 2- 2-11/17 |
前走2着 | 2- 0- 0- 4/ 6 |
前走3着 | 0- 0- 1- 1/ 2 |
前走4着 | 0- 0- 1- 8/ 9 |
前走5着 | 2- 1- 0- 3/ 6 |
前走6~9着 | 0- 1- 1-17/19 |
前走10着~ | 0- 2- 0-23/25 |
集計範囲:前走オープン特別
前走オープン特別で6着以下になってしまった馬(コウエイエンブレム、ダノングッド、ニットウスバル、ハヤブサマカオー、ヒカリブランデー、ブラゾンドゥリス)は過去10年で勝ったことがありません。やはり前走オープン特別で6着以下になってしまうような馬は能力的に微妙ですよね。カペラステークスが波乱傾向のレースだとはいえ、むやみやたらの穴狙いは良くないということです。
前走距離
前走距離 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
同距離 | 1.3% | 6.3% | 10.1% |
今回延長 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
今回短縮 | 11.8% | 19.7% | 28.9% |
これが今回の最も強力なデータ。前走同距離もしくは今回距離延長となる馬(コパノキッキング、キタサンミカヅキ、ネロなど)は過去10年1勝のみ。大半の勝ち馬は今回距離短縮となる馬たちです。これは脚質データでも話しましたが、カペラステークスはハイペースになりやすいレース。1400メートルや1600メートルは走り切れるようなスタミナが必要だということでしょう。ここでは生粋のスプリンターよりもマイラー寄りの馬を狙うのがいいかもしれません。
まとめ
ここまで紹介した基本データと消去法データ。これらを総合してデータ的に最も好走率が高いのはどの馬なのか。
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本格化した今のこの馬ならここでもチャンスがあるはずです。近3走の走りはいずれも素晴らしいものばかり。中央では差す競馬で実績を残してきた馬ですし、脚質的に見てもこのレースと相性がいいはずです。元々は芝を走っていたような馬なので、芝スタートもプラスに働くかなと。前評判の段階ではまったく人気がありませんし、これは美味しいかなと思いますね。あとは外枠さえ引ければ、ここでも上位争い必至でしょう。
おすすめ馬以外に消去法データに当てはまらなかった馬
・プロトコル
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週末に行われる各重賞の過去データ分析も行っています。まだ見てないよって方はぜひ!

